愛に溢れている人の特徴を知り愛情深い人になろう
愛は人間関係においてとても重要なものであり、私たちの幸不幸を左右させる力を持っています。
ここに愛を学ぶ大切さがあるわけですが、愛を学ぶには、愛情深い人、愛に溢れている人がどういう人であるのか、その特徴を知ることが一番の学びになるはずです。
そこで、この記事では愛に溢れた人の特徴と、愛に溢れた人になるために必要なものはなにかをまとめてみました。
目次
愛に溢れた人の特徴
愛に溢れた人は、優しく思いやりに満ちていますが、それを支えている特徴があります。
それが、
- 見返りを求めずに与える
- 誰に対しても親切
- いつも穏やか
- 勇気がある
- 寛容である
という5つです。
見返りを求めずに与える
愛に溢れている人は、見返りを求めません。
コップから水が溢れ出てくるほどの愛の思いがあり、溢れ出て無駄になる愛をもらってくれる人がいるならば、それは、とてもありがたいことだからです。
私たちも、常に愛に溢れているわけではないとしても、愛に満たされている時には、人に優しくできるだけでなく、優しくできることに喜びを感じているのではないでしょうか。
愛は、与えるほどに流れが大きくなっていくものです。
しかし、流が止まれば川が川でなくなってしまうように、愛も与えることがなければ、愛ある人とはいえません。
見返りを求める気持ちで与えると、愛は愛ではなくなってしまいます。
ですから、愛に溢れている人は、見返りを求めることなく与え続けている人達だといえるでしょう。
誰に対しても親切
誰に対しても親切であるのは、愛に溢れている人の特徴のひとつです。
人によって態度が大きく変わるのは、自分にとって大切な人であるか、どうでもいい人であるかの判断がなされているからに他なりません。
自分の利益になるか、ならないかで対応しているといってもよいでしょう。
愛に溢れている人は、見返りを求めないという特徴をあげていますが、自分にとって利益があるから優しくするというのも、愛に見返りを求めている姿であるのです。
自分の利益に関わらず人を愛するには、他者の存在自体をを尊重できるだけの愛の思いがあるから可能になるのです。
いつも穏やか
愛に溢れている人は、いつも穏やかです。
対人関係において感情に翻弄されることなく、自分の心を平静に保つには、相手に対する愛の思いがなければできません。
穏やかな心でいるから余裕も生まれ、愛の思いもでてくるのです。
気分次第で態度が変わるならば、動物と何ら変わるところがありません。
実は、いつも穏やかでいること自体が、愛の思いの表れでもあるといってもよいでしょう。
穏やかな人の存在自体が安心感を与え、周囲への癒しとなり、よき影響をもたらしてくれるからです。
勇気がある
愛に溢れている人は勇気があります。
優しい人であっても勇気がなければ愛を実践することなどできません。
それは、愛することにはリスクが伴うからです。
恥ずかしがっていては、愛することはできません。言いにくいことも言わねばならぬ時もあります。相手のためと思っても、誤解されることもあるでしょう。
自己犠牲が必要になる時もあります。
このように、愛するとは、自分の弱き心との戦いでもあるといってもよいでしょう。
愛を実践するには勇気を必要とし、勇気を持って行動することで愛溢れる人になっていくのです。
寛容である
寛容であるというのは、愛に溢れている人には欠かせない資質のひとつです。
寛容さは、多様性を認めなければ成り立ちません。
自分とは違う個性を受け入れ、理解しようとする気持ちがなければ持てないものです。
寛容さは、人の過ちや間違いを許す力になります。
許す力は、善悪という判断だけで出来るものではなく、愛の思いがあって初めてなされるものです。
人は、寛容さに触れることで、自分の過ちを理解し反省することができるようになります。
愛は人を育てる力です。
愛には厳しさを求められるところもありますが、厳しいだけでは人は育ちません。
寛容であるという愛の想いがあるから、人は育っていくのです。
愛に溢れている人になるには
愛に溢れている人になるには、愛に溢れた人の特徴を身につける必要があります。
そのために
- 感謝を習慣にする
- 謙虚になる
- 自分を愛する
- 責任感を持つ
- 愛ある人とつながる
- 愛の素晴らしさを知る
ということが大切になります。
感謝を習慣にする
感謝するところには愛があります。
愛があるから感謝の気持ちは報恩となり、他の人や世間に対してお返しをしたくなってくるのです。
愛に溢れる人になるには、日常的に感謝を習慣にする必要があります。
なぜなら、感謝の気持ちは日常生活のなかでは、すぐに当たり前のことになってしまうからです。
感謝の気持ちを忘れてしまえば傲慢になってしまいます。
感謝の気持ちがあるから、愛ある人でいられ、感謝の気持ちが深まるほどに愛の想いも深まっていくのです。
感謝を忘れないためにも、毎日、感謝できるところをノートに書き出し、感謝の生活を送れること自体に感謝する時間をつくるのがよいでしょう。
謙虚になる
愛溢れる人になれるかどうかは、感謝の気持ちの有無にかかっています。
しかし、感謝を習慣にしていても、感謝の気持ちを維持していくためには、謙虚な気持ちがどうしても必要になります。
なぜなら、人はすぐに慢心してしまうからです。
感謝出来ているところの確認は、自分のよいところの発見作業になります。
これに対して、謙虚さは反省にあたるといってよいでしょう。
反省というと、自分のダメなところを責めるものであると考えがちですが、間違った方向に進んでいないかの確認作業が反省になるのです。
謙虚さのチェックは、感謝がいつしか自分の都合のいい時だけのものになっていないかの確認になります。
具体的には、ケチを付けている人がいないかどうかをチェックするのが分かりやすいでしょう。
愛のもとには感謝があり、感謝を維持していくためには、謙虚さが必要になる。
謙虚であるから、愛ある人でい続けられるのです。
自分を愛する
愛に溢れた人になりたくても、自分を愛せなければ、人を愛することなど出来ません。
自分を愛することは、他の人を愛するための前提条件でもあるのです。
人は自分の心の姿を映す鏡であるといわれているように、自分の嫌なところが多ければ多いほどに、他の人の姿のなかにある嫌なところが目につくようになってきます。
自分の過ちや欠点を受け入れることができるから、人の欠点も許すことができるのです。
自分を愛せない人は、感謝の気持ちも弱くなるので、時々、自分のいいところや頑張っているところをノートに書き出してみるのもよいでしょう。
感謝の気持ちが深まるとともに、愛の想いも強くなっていくはずです。
責任感を持つ
責任感を持つというのは、自分の置かれた立場の役割を全うしようと思うことです。
立場が上がれば、責任も重くなります。
自分だけのことだけでなく、他の人の人生に対する責任もついてくるからです。
会社の仕事だけでなく、家庭生活であっても、自分の人生だけでなく相手の人生も関わってくれば、その分、責任も重くなってくるのは仕方ありません。
自分の置かれた立場において、必要な役割とは何かを考え、それを全うしようとするところに責任感も生まれてきます。
自分のことだけでなく、他の人の幸せを考える必要があるから、愛ある人になっていける道でもあるのです。
愛ある人と繋がる
愛に溢れる人になるには、愛ある人と繋がることが大切になります。
普段の生活の中で愛ある人との繋がりが多いほどに、自分もその影響を受け、自然に愛溢れる人になっていけるのです。
しかし、愛ある人と接し続けるのも大変なところがあります。
それは、
見返りを求めずに与え
誰に対しても親切で
いつも穏やかであり
勇気と寛容さを持っている。
また、
感謝を習慣にし
謙虚で自分を愛していて
責任感を持っている
というような人に、どの程度成りたいと思っているかにかかっているからです。
自分のことばかり考えていては、愛溢れる人とは波長が合わなくて、居心地が悪くなります。
しかし、心から愛溢れる人になりたいのならば、愛ある人との関わりが一番効果が期待できるでしょう。
まとめ
愛に溢れている人の特徴と愛に溢れた人になるための方法をまとめてみました。
愛に溢れた人の特徴をみれば、「愛に溢れた人になるのも大変だ」と思われた人も多いのではないでしょうか。
それは、愛に溢れている人になる道のりは人格向上の道のりでもあるからです。
それでも、人格を向上させ、愛に溢れた人で在りたいと願うのは、「愛」というものが素晴らしいものであることを感じているからでしょう。
愛とは人の幸せを願う思いです。
愛の素晴らしさは実践しなければ分からないものであるならば、まずは、日々出会う人の幸せを願うところから始めるのもよいでしょう。
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