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与える人が豊かになる秘訣とは

「与える人が与えられ豊かになる」という法則があります。

法則であるなら、与えれば誰もが豊かになっているはずですが、現実的にはそうではありません。

与えているつもりであっても、与えていない、または奪っているところがどこかにあるとしても、思うような結果が得られなければ、与える気も起きなくなってしまう可能性もあります。

この記事では、与える人が豊かになるとはどういうことなのか、また、そのための秘訣とは何かをまとめてみました。
参考にしてみてください。

与える人が豊かになる

与える人が豊かになるという豊かさには、物質的な豊かさと精神的な豊かさがあります。

いい仕事をして商売が繁盛すれば物質的な豊かさは得られ、さらに、お客さんに喜んでもらえるのが嬉しいという思いが、精神的な豊かさに繋がるように、与える人が豊かになるというのは、仕事を通して考えればとても当たり前のことです。

社会生活は、多くの人が自分の役割としての仕事を通して支え合い成り立っています。

それは、主婦として金銭的な収入が発生しないとしても、働く人を支え、社会に貢献している仕事であると考えればよいでしょう。

また、仕事以外の時間であっても、多くの人が穏やかな気持ちでいられるような心使いをすることで、自分も住みやすい世界になってきます。

お金にならないとか、とにかく売れればいいと思っているだけであるなら、それは与えることなく奪おうとしている姿であり、仮に金銭的に恵まれているとしても、そこに心の豊かさはありません。

しかし、物質的にも精神的にも、与えることがなければ、豊かになれないのは確かです。

与えなければ増えない

社会は日々進歩しています。

そして、この進歩は私たちが与え合うから成し遂げられているといってもよいでしょう。

私が稼いだ1万円は使わなければ価値を生み出しませんが、消費することで、私は新たな価値ある物を手にすることができます。

1万円を稼ぐために、私は社会に対して何らかの価値を与えていますが、私が社会に与える価値はひとつであっても、私が稼いだ1万円を10箇所で消費すれば、わたしは10種類の価値あるものを受け取ることができるのです。

10万円使って10種類の価値を手に入れるというのは、当たり前ではありますが、ひとつの価値しか生み出していない私であっても、それを多くの人に与えれば、自分だけでは得られない多くの価値を手に入れることができる。

これが豊かになるということであり、この繰り返しのなかで、創意工夫していけば、さらに社会は豊かになっていくのです。

与えても減らない

物質的なものは無償で与えてしまえば、自分の手元には何も残りません。

しかし、無償で与える思いに喜びが伴っているなら、心の世界では失うものは何もありません。

プレゼントも渡せば手元には何も残りませんが、プレゼントする行為に喜びが伴うなら、与えることで幸福感が生まれるのです。

これは、無償の気持ちで与えるから感じられる幸福感であり、見返りを期待して与えているなら、もらえるものがもらえなかったという損をした気持ちになってしまうかもしれません。

同じように、困っている人を助けてあげるとか、思いやりをもって接するという愛の思いも、与えても減るものでないのです。

愛の思いは、ロウソクの炎の話として、よく語られています。

他の人のロウソクに火を灯してあげても、自分のロウソクの炎がなくなるわけではなく、分ければ分けるほどに、自分の周りが明るくなっていくというものです。

見返りを求めて与えれば、間に合っていると断られたり、相手の弱みに付け込んで与えても心から喜べませんが、見返りを求めてなければ、与えれば与えるほどに幸福感が増えていくのです。

与えることで豊かになる秘訣

見返りを求めずに与えれば、精神的には豊かになれるとしても、物質的にはギブアンドテイクで成り立っているところがあるので、見返りを求めずに与えると言われても、どうしたらよいのかよく分からないところがあります。

しかし、豊かさを妨げているものを取り除くことで、見返りを求める気持ちをなくしていくことができるのです。

豊かさを妨げるものを取り除くためには、

  • 経済的な豊かさは贅沢することではない
  • 喜んで与える人が豊かになる

というところが大切になります。

経済的な豊かさは贅沢することではない

経済的に豊かな生活というと、多くの人は贅沢できる生活を想像してしまうところがあるかもしれませんが、贅沢できるから豊かであると思っているところには、精神的な豊かさを妨げてしまうものがあります。

贅沢できなくても心が豊かであればいいと思っているつもりでも、贅沢できる生活を豊かであると思っているなら、そこに矛盾が出てきて、潜在意識的には豊かさを否定してしまうところがあるのです。

経済的な豊かさとは、「必要なものを買う時に喜んで支払える気持ちを持っている」ことであるといってもよいでしょう。

喜んで与える人であるから豊かになっていくのです。

お金であれば、喜んで支払えるところに豊かさがある。

子どもの頃は、お小遣いを貯め、欲しかったものを買うときには喜んで支払えたのではないでしょうか。

交換手段であるお金を支払うときに、無くなるところばかりに意識を向けるのではなく、求めていた価値と交換できる喜びに意識を向けるためにも、喜んで支払うことが大切になるのです。

喜んで与える人が豊かになる

お金を喜んで支払える人が豊かであるように、普段の行動も喜んでする、喜んで与える人が豊かになるのです。

これは、法則的に考えても筋が通ります。

それは、自分が引き寄せている人生であるならば、やってきた出来事は自分にとって何らかの学びがある必要な出来事だと考えられるからです。

現実的には喜んで取り組めないことは多くありますが、豊かさを妨げないためにも、最低限ケチをつけずに取り組む必要はあるでしょう。

ケチをつけない。
嫌味を言いたくなっても抑える。
嫌味を言ってスッキリして得意になっているなら、それは貧しい人になりたいと思っていると言わざるを得ません。

また、見返りを求めるつもりはなくても、自分がしてあげた、自分が与えたといつまでも思っているなら、それもケチをつける豊かさを妨げる思いになります。

ケチをつけなくなると、見返りを求める気持ちも薄らいできて、自然に豊かな思いも出てくるようになります。

とても単純な話ですが、豊かな人生を積み重ねていけば豊かになり、貧しい行為を積み重ねれば貧しくなるしかありません。

まずは、豊かさを妨げているものを取り除いていくことから始めていくのがよいでしょう。

まとめ

「与える人が豊かになるとは」と「与える人が豊かになる秘訣」の話をしてきました。

与える人が豊かになるのは、豊かな心で与えているからです。

物質的なものは豊かさの表現手段の一つではあるとしても、豊かさそのものではありません。

本当の豊かさは心のなかにあるからこそ、物質的な豊かさも豊かな気持ちで与える必要があるのです。

参考になれば幸いです。

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