豊かさを育て「お金を引き寄せる」方法

引き寄せの法則では、「自分の願望をイメージとして描き、そのイメージがありありと、あたかも体験しているように感じられれば、その願望は実現される」と言われています。

そのため、多くのイメージングの方法の解説、注意点などが説かれているのですが、思うようにいかず、迷路に迷ってしまっている方が多いのではないでしょうか?

今回は、そんな方が引き寄せの法則で見逃している所と大切な考え方を紹介していきます。

お金を引き寄せる法則 5つのプロセス

お金の引き寄せ方法は「引き寄せ」と「お金」に対する理解の仕方に誤りがあると、万人に共通する法則もうまく働いてくれません。

お金を引き寄せるプロセスは

1、イメージングは受け取るものであることを理解する。

2、お金は豊かさの現れであることを理解する。

3、自分の中にある豊かさを思い出す。

4、豊かさを育てる。

5、育てた豊かさに応じたお金が引き寄せられる。

という流れになります。

このプロセスを理解し、行動することが大切になります。
それでは、お金を引き寄せるプロセスを順番に説明してまいります。

イメージングは受け取るもの

引き寄せにイメージングは欠かせないと言われています。
しかし、イメージングは自分の願望がよほど強くない限り、描けるものではありません。

具体的に強い願望を持っている方は、すでにビジョンを持っている、イメージを持っている人なので、本人はイメージを描いていると思っているかも知れませんが、実は類は友を呼ぶという波長の法則で、同じ周波数を持っているイメージの世界からビジョンを受け取っているのです。

受け取っているというのは、ミュージシャンが曲や歌詞が「降りてきた」と言われるような感じのものだと思えばよいでしょう。

イメージングには強い願望が必要ですが、願望は持とうとしてすぐに持てるものではありません。
自己啓発、自己実現に関心を持っている人の一番の問題点は「自分のやりたい事が分からない」というところです。

この段階では、イメージングが上手くいかないのは仕方ありません。
やりたい事が分からずに、とにかくお金があれば自由になれると考え、お金持ちになったイメージを作ろうとしても、お金の引き寄せは上手くいきません。

イメージは描こうとすればするほど描けなくなってしまうのは、経験されているのではないでしょうか。
また、お金に対する理解の仕方に誤りがあれば、なおさらです。

イメージは念力を使って描くものではなく、受け取れる体質を作ってしまえば、自然に描けるようになるものです。

 

お金は豊かさの表れであると理解する

お金が沢山あれば、自由になる範囲も増えるのは確かなことですが、それは、お金の持っている働きの結果として得られるものであり、お金の本質ではありません。

お金があれば出来ること、お金の持っている力というものは数多くあります。

例えば良い面では

〇 交換手段としてとても便利である。

〇 蓄えることができる。

〇 自分の時間を増やす働きがある。

〇 豊かさを実現させるための大きな力を持っている。

悪い面では、

〇 人を堕落させることがある。

〇 多くの人を支配する力も持っている。

などの面があります。

しかし、お金の本質というものは、豊かさのひとつの表われ(表現形態)であると理解するのが良いでしょう。

お金の持っている力に目を奪われるのではなく、豊かさというものに焦点を当てることで、お金を引き寄せるための理解も変わってきます。

自分の中にある豊かさを思い出す

引き寄せは波長同通の結果として得られるものです。
お金を引き寄せるには、お金の本質である豊かさを自分の中で育てていくことが必要になります。

そのためには、まず、自分の中にある豊かさを思い出し、心の中の豊かさを広げていくのです。
豊かさは色々な現れかたをしますが、ここでは、お金に関係の深い豊かさの育て方に焦点をあてていきます。

今までの人生で与えられた豊かさを思い出す

今現在の豊かさを考えてみると、他の人と比べて、自分の足らないところばかりに、目がいってしまいがちになります。

今まで比べることばかりしてきて、不足感ばかり育ててきてしまったからです。

他の人は関係ありません。自分の中に豊かさを育てるのだから、今までの自分が与えられた豊かさに焦点を当てる必要があります。

例えば、両親から与えられた豊かさは、思い出せば数多くあるはずです。

物心ついてから
・食事から洋服、お小遣い、学用品、学費等、

振り返ればきりがありません。
また
・親戚からの進学時のお祝い金。
・社会人となって先輩からごちそうになったこと。
・結婚式での祝福のお祝い金。

こうした与えられたことへの感謝とともに、その時の両親、知人、友人等の思いにも心を向けてみて下さい。

その喜びを持って与えていた心に焦点を当て、与えられた豊かさを思い出していくのです。

自分が与えた豊かさを思い出す

次は自分が与えてきた豊かさを思い出すことです。

あなたは、自分のお金を使って、友人にプレゼントを買ったこともあるでしょう。

その時に、友人の喜ぶ顔が思い描かれていたのではないでしょうか?

両親に対しては、初めての給料でプレゼントを選ぶときには、ワクワクしたのではないでしょうか?

また、頑張っている人を応援したくて、寄付をしたこともあると思います。

このような純粋な思いで与える気持ちが豊かな心であり、普段、気にすることなく過ごしていますが、数多く心のなかに持っているのです。

豊かさを育てる

「心の内に豊かさを持っていれば豊かさを、不足感を持っていれば不足感を引き寄せる」というのはお分かりだと思います。

しかし、日常生活の中では、外にある豊かさに囚われ、いつしか自分の心の内にある豊かさの存在を忘れ、もっとほしいという不足感が強くなってしまいがちです。

忘れていた「与えられた豊かさと与えた豊かさ」を思い出すことで、自分の内にある豊かさの感覚が目覚めていきます。

そして、心の内にある豊かさに意識を向ける習慣をつくることで、豊かさの感覚は深まり育っていくのです。

育てた豊かさに応じたお金が引き寄せられる。

世の中には豊かさが満ち満ちていて、豊かさの現れ方も数多くあります。

あなたの心の中に豊かさが育っていくと、それに応じた豊かさが自然に引き寄せられて来るようになります。

そして、その時に必要になるお金も入ってくるようになります。

これが、お金の引き寄せの王道となる方法です。

より多くのお金を引き寄せるには、あなたの心の中に描かれている豊かさが、より多くの人を豊かにしていくものになる必要があります。

今のあなたは、これまでのあなたのアイデアを実行してきた結果を実現していることは理解できるでしょう。

心の中が豊かになってくると、出てくるアイデアも豊かなものになります。

そのアイデア(ひらめき、インスピレーション)を実行に移すことで豊かさに応じたお金も引き寄せられてくるという結果が現れてくるのです。

「豊かさを育て、それに見合ったお金が引き寄せられる」という考えは、単にお金が引き寄せられれば良いという考えとは違うものです。

また、お金さえあれば、という発想自体がお金の引き寄せを妨げているという面もあります。

お金の引き寄せを妨げているもの

引き寄せの法則を使って、お金を引き寄せようとするときに陥りやすいものは何かというと、自分が本当は何を求めているかが分からないままに、お金に満たされているイメージを描こうとしているところです。

求めていない世界から引き寄せようとしてもうまくいきません。
どういうことなのか説明していきます。

潜在意識のどの世界からお金を引き寄せるのか

引き寄せと潜在意識の関係は切り離せません。

まずは、潜在意識のお金の世界を理解する必要があります。

潜在意識の世界とは、ここでは、「ありとあらゆる考えが実現している世界」があると理解していただければ良いでしょう。

政治の世界、経済の世界、学問の世界、スポーツの世界、等々、それぞれの分野で働いている人、すでに活躍されている人達の考え、イメージが存在している世界であると言ってもよいでしょう。

この潜在意識の世界の中で、お金が溢れている世界も様々あります。

分野は違っても、豊かさを広げるためのお金が溢れている世界ならばよいのですが、中には違った世界もあるのです。

パワーと欲望の世界

豊かさ以外でお金が溢れている世界としては、例えば、パワー(力)でもって支配しようとする世界とか、欲望をかき立てる世界などもあります。

例えとして上げていますが、パワーとか欲望がいけないと言っているわけではありません。パワーも欲望も使い方次第です。

しかし、豊かさとはかけ離れて、お金が溢れている世界があるのも事実です。

自分の望みをはっきりさせる

あなたはどの世界からお金を引き寄せたいのですか。

これをはっきりさせる必要があります。

お金を引き寄せようとして、有り余るお金に囲まれたイメージをする。

そのイメージはどこの世界のものなのか、考えたことがあるでしょうか?

「お金があれば豊かになれる」「お金があれば~出来る」という考えは実はお金に力を求めている結果になるのです。

その前に心の中に豊かさを求める気持ちがなければ、無意識のうちに、「力を求める競争の世界を望んでいる」ことになってしまうのです。

ほとんどの人は、豊かさ実現のためのお金を引き寄せたいと願っているでしょう。

しかし、自分の「心の中の豊かさ」を忘れてしまうと、見た目の華やかさに惑わされてしまうのです。

実際に、自分の中の豊かさに気づき、育てていくと、他の人と自分を比べて落ち込むということがなくなってきます。

それだけでも、とてもハッピーなのではないでしょうか。

あなたは何を求めて、お金を引き寄せようとしているのですか。

本当は豊かさの世界を求めているのに、パワーとか欲望の世界から引き寄せようとしても上手くいかないのは、あなたにとって良いことなのかも知れません。

日常生活の中での豊かさを育てる行動

あなたの日常生活は豊かさで満ち溢れていますか? 現実の生活は慌ただしく、また多くのネガティブな情報が飛び交っているのが現状です。

このような環境のなかでは、自分で何らかの意識を持ち続けていないと、忙しさに流されてしまい、心の内にある豊かさの存在など気にも止めなくなっているのではないでしょうか。

しかし、日常生活のなかで、ほんの少し豊かさに意識を向ける習慣をつけるだけで、豊かさを少しづつ育てることが出来ます。

簡単な方法を3点あげてみます。

一日を振り返る時間をつくる

心の内にある豊かさの存在を忘れないために毎日、一日を振り返る時間をつくることをお勧めします。

毎日と言われると、きついかもしれませんが、仕事と同じく週休2日でもよいので、静かに一日を振り返り、感謝できることをノートに書いてみて下さい。

・今日は良い仕事ができお客さんに喜んでもらえた!

・売上がとてもよかった!

・困っているところを助けてもらえた。

 などの喜びには素直に感謝し、逆に

・イライラすることもあったかもしれません。

・どうしても許せない相手がいたかもしれません。

・しかし、今日も色々あったけれども健康に過ごせてよかった。

・お金に困ることもなかった。

・仕事が終われば、帰る家がある。

・将来の不安もあるけれども、今日一日特別困ったことは起きなかった。

このように、心の中の不安やイライラを感謝の思いに変えていくようにするのです。

こうした習慣は潜在意識のなかのネガティブな思い込みを減らしていく効果もあります。

また、何か月に一度は、今までの人生の中で、与えられた豊かさ、与えた豊かさを振り返る時間をとってみるのもよいでしょう。

新たな発見が必ず出てきて、豊かさ感はより強まっていくことになります。

気づきを行動に移す

感謝を中心に一日を振り返る時間をとるようになると、今までにはなかった気づきが得られるようになります。

この気づきは、ひらめき、直感、インスピレーションと言ってもいいかもしれません。

こうしたひらめきはすぐに忘れてしまうので、できればノートに書き残すようにするとよいでしょう。

こうした気づきのなかで、「これはいいな」「これをすれば喜んでもらえるな」というものがあれば行動に移してみて下さい。

こうした行動に移すことであなたの豊かさはさらに広がっていくのです。

初めから大きな行動をすることは難しいので、初めのうちは笑顔が大切だと感じたら、「とにかく笑顔でいよう」ということでも立派な行動になります。

そして、今までと違うその行動が今までにない新たな引き寄せとなって現れてくるようになるのです。

お金を喜んで支払う

お金は幸せになるために使っているのだから、感謝して支払うとよいと言われています。

それは、お金を支払うのは物やサービスに対する対価でもあるので、
受け取ったものへ感謝を表すのは当然なことでもあると言えましょう。

すべての支払いに対してまでは感謝できないかもしれませんが、出来るかぎり金額に関係なく喜んで支払えるような豊かな思いを感じられるものを選んで購入するようにしましょう。

また、出かけた際に身近な人に買っていたお土産を、義理ではなく相手の喜ぶ顔を思い浮かべて購入するようにしたり、面白いものを見つけて知人の顔が浮かんだら、プレゼントする習慣をつくるのも豊かさを育てることにつながります。

引き寄せ体験談の奇跡とは

引き寄せをスピリチュアル的に考えて、何か不思議な力が働いて奇跡が訪れるのを期待されている方も多いかもしれません。

わたしの体験から言えることは、実際に引き寄せの法則を知り、イメージングしたり、願望を書いたりし始めると、思わぬ臨時収入が入ったり、条件の良い仕事の話が舞い込んでくることはよくあることです

しかし、その後の行動がなにも変わらないのならば、時折ちょっとした良いことが舞い込んでくるだけであり、そのレベルの話は引き寄せを意識していなくとも、よくある話にすぎません。

自分のところにお金そのものがやってくることもありますが、多くはお金を生み出す種がやってくるのです。

それに気づき、種を育てる行動をすることでお金を手にする(引き寄せた)ということで、何も行動しなくてイメージングばかりしていても願いは叶わないと考えるのが健全な考え方だと思います。

豊かさを意識した引き寄せの特徴

自分の心の中にある豊かさを育てていくことは、自分の求めてる豊かさの種を引き寄せることになるので行動にも移しやすくなります。

いきなり大きな変化を伴う行動ではなく、小さな行動の積み重ねが、いつの間にか気づけば大きな変化となり、振り返って考えてみると、これは奇跡であったと思えるものなのです。

スピリチュアル的なものを求めている方には、がっかりされるかもしれませんが、諦めずにコツコツ積み上げていけるかどうかにかかっているといえるでしょう。

また、引き寄せられてくる人たちもストレスのない人たちが増えてくのが、豊かさを意識した引き寄せの特徴といえるでしょう。

まとめ

お金を引き寄せるプロセスとして

1、イメージングは受け取るものであることを理解する。

2、お金は豊かさの現れであることを理解する。

3、自分の中にある豊かさを思い出す。

4、豊かさを育てる。

5、育てた豊かさに応じて、その時に必要なお金が引き寄せられる。

という5つの流れを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事を読んで、「私も豊かになれそうな気がしてきた」と感じられたら、その感覚が豊かな感覚なのです。その感覚を忘れずに育ててみて下さい。

今までお金の引き寄せがうまくいかなかった人の参考になれば幸いです。

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