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優しいけど思いやりがない人の特徴を知り思いやりの心を持つには

パートナーに対して、彼または彼女は「優しいけど思いやりがない」ところがあると感じている人は結構いるのではないでしょうか。

また、人から「優しそうな人ですね」と言われている人のなかにも、思いやりのない人は見受けられます。

かくいう私自身もまだまだ思いやりがあるとは言えないけれども、振り返ってみれば優しさはあっても思いやりなどなかったと、今だから分るところもあります。

この記事では、優しいけど思いやりがない人の特徴をまとめてみました。

自分では気づかない特徴を知ることで、思いやりのある人になりたいと思えるようになってくるでしょう。

思いやりと優しさの違い

実用日本語表現辞典によると、「思いやりとは、他人の気持ちを理解し、その人の立場や状況に配慮する心の持ち方を指す言葉である。」となっており、「優しさとは、心温かく、思いやりがあること。または、穏やかでおとなしいこと。」であるとされています。

思いやりがある優しさ

辞典のとおりに、優しさには思いやりが必要であるなら、「優しいけど思いやりがない」ということは成り立たちません。

しかし、実際に優しいけれど思いやりがないと感じる人がいるとはどういうことなのか。

それは、優しさが本物ではない。

本当の優しさではなく、表面的な優しさしかないということになるのでしょう。

穏やかでおとなしい優しさ

穏やかでニコニコしている人を見ると、優しそうな人だと感じられます。

しかし、その人が思いやりがあるかどうかは見た目だけでは分からず、ここに、思いやりと優しさの違いが出てくるのです。

他人の気持ちを理解し、その人の立場や状況に配慮するという思いやりは、対象となる相手に対する行為であるのに対して、穏やかさを持つ優しさは自ら働きかけなくても成り立つというところが大きな違いになってきます。

優しいかどうか分からない思いやり

他人の気持ちを理解し、その人の立場や状況に配慮する思いやりがあるとしても、優しく接するのが苦手な人もいるはずです。

人前では照れくさくて不愛想な態度をとってしまう人もいるのではないでしょうか。

この場合は、優しい人だと感じるかどうかは、受け取る人次第になるでしょう。

思いやりと優しさには違いがあるとしても、本当の優しさとはなにかと突き詰めていけば、優しさは思いやりあるものとなっていくはずです。

優しいけど思いやりがない人の特徴

本当の優しさを求めてもキリがありませんが、優しさがまだ未熟な「優しいけど思いやりがない人」の特徴としては、

  • 思いやりがないとは思ってもいない
  • 自分にしか感心がない
  • 損得で考える
  • 人のせいにする

というところがあります。

思いやりがないとは思ってもいない

 優しいけど思いやりがない人の傾向として、自分に思いやりがないとは思ってもいないところがあります。

それは、人に対して穏やかに接しているという自覚があるからでしょう。

しかし、それ以前の問題として、「思いやりとは何か」などとは考えていないのではないかと思われます。

自分にしか関心がない

「思いやりとは何か」を考えていないのは、関心が自分にしかないからです。

ある意味、自分のことで精一杯であり、他の人に関心が向かないので思いやりの気持ちなど持ちようがありません。

自分にしか関心がないので、自分にとって関係がないと思われる相手に対しては、とても冷たくなることも見受けられます。

人のせいにする

自分にしか関心がないと、上手くいかないことを人のせいにしてしまうところがあります。

それは、人のせいにしておけば自分が傷つかずに済むからです。

他の人に関心が向かないのも、人と深く関わり傷つくことを恐れているところがあるからでしょう。

思いやりの心を持つには

思いやりの心は、人との関わり合いのなかで必要になるとともに、人との関わり合いのなかで育まれていくものです。

ですから、人と関わるのが苦手な人や、人を支配しようとする人は思いやりの心が希薄になってしまいます。

こうした人たちが思いやりの心を育むには、

  • 自分を愛する
  • 感謝することを意識する

の2点がとても大切になります。

自分を愛する

自分を愛するとは、ありのままの自分を愛することです。

簡単には出来ないとしても、自分を愛しているか、大切にしているか日々向き合ってみる必要があります。

それは、優しいと言われている人で自分を愛せない人たちは、自分で自分を傷つけていることに気づいていないところがあるからです。

例えば、人と関わるのが苦手な人は、自己評価が低く自分で自分をダメな奴だと思っているかもしれません。

また、人を支配しようとするのが恐れからきているならば、人を支配しようとするほどに恐れを強めてしまう。

どちらも、自分可愛さからしているとしても、人を思いやる余裕などでてきません。

自分を愛せるから、他の人も愛することができ、思いやりの心を持てるようになるのです。

感謝することを意識する

 感謝できない人は、人の立場になって考えることができません。

ですから、思いやりのある人になりたいのならば、感謝できる人になる必要があるのです。

今の自分の生活が、多くの人の働きによって支えられていることに感謝できるようになれば、他の人を思いやる気持ちも自然に湧いてくるようになります。

感謝は意識していないとすぐに当たり前になり、忘れ去られてしまうものなので、些細なことにも感謝する習慣をつけていくのがよいでしょう。

まとめ

「優しいけど思いやりがない人」と言われると、自分は冷たい人間であるかのように感じてしまいます。

また、その優しさは自分の都合のいい時だけの優しさだね。と言われているように感じてしまうかもしれません。

思いやりは愛がなければ成り立ちません。

自分のなかに愛があれば、思いやりの心も自然に発揮されるようになります。

すべては感謝から始まっていくといってよいでしょう。

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