人生で悪いことばかり続くときの考え方と嫌な流れを断ち切る方法とは何か
人生、悪いことが続くと精神的にも参ってきます。
この状態が長引けば、人生が悲観的になってしまうのも仕方ないかもしれません。
この記事では、人生で悪いことが続く時の考え方と、流れ変える方法をまとめてみました。
悲観的な状況から抜け出す参考になれば幸いです。
目次
人生悪いことばかり起こる人
長い人生には、何故か物事がスムーズに回っていく時期もあれば、頑張っても思うようにいかないだけでなく、悪いことが重なる時期もあります。
思うようにならないのは、成長する前の力不足の問題が大きいでしょう。
たとえば、スポーツであっても楽器の演奏であっても、初めから上手くいくわけもなく、また成長にも限りはないので、上を目指せばどこまでも力不足は否めません。
しかし、悪いことばかり続くとなると、単なる力不足によるものではなく、悪いことを引き寄せている何らかの行動があると考えてよいでしょう。
力不足の問題も悪いことを引き寄せる行動も結果としては、成長していくための道筋であることには変わりありませんが、中身は全く違っています。
人生悪いことばかりじゃないはず
成長する前の力不足の問題であれば、人生は悪いことばかりではないことは、本人にはよく分かっているはずです。
しかし、悪いことを引き寄せる行動が習慣になってしまうと、日常生活のなかにある良い面に気づけなくなる傾向がでてきて、悪いことばかりに目が向いてしまいます。
成長する前の問題であれば、未来に希望を描くことも比較的簡単ですが、悪い面にばかりに目が向いてしまえば、未来に希望も描くのも難しいものです。
人生は悪いことばかりではないはずですが、希望が描けなくなれば、さらに悪いことばかりに目が向いてしまうのも仕方ないかもしれません。
悪い流れを断ち切る4つの方法
人生で起きる出来事は、その人の成長にとって必要であるから起きています。
私は別に成長しなくてもこのままでいいと思っていても、原因と結果の法則のなかで生きていて、原因と結果の積み重ねが成長である以上、私たちも成長していく流れのなかに組み込まれているとしか言いようがありません。
それは、「学ぶこと」ひとつとっても明らかです。
何のために学ぶのか?
堕落するためではなく、成長するためであり、そこに喜びも附随しているはずです。
また、社会生活を営んでいる以上、自分さえ良ければ他の人はどうなってもいいという考えは、他の人の成長や全体の調和を妨げるものでもあり、この「自分さえ良ければ」という行動が人生の悪い流れを創る大きな原因となっている考えられます。
人生の悪い流れを変えるには、自分さえ良ければという考えから離れる行動をすることです。
具体的には、
- 心を穏やかにする
- 人のために役立つことをする
- 感謝を習慣にする
- 一人静かな時間を過ごす
などです。
心を穏やかにする
心の穏やかさは、すべての基本になるものです。
物事を前向きにポジティブに捉えるのも、笑顔を習慣にするのも、心がが穏やかであってこそ成り立ちます。
穏やかさのないポジティブは焦りのなかにあるでしょう。
笑顔も穏やかさがなければ、気分任せになってしまう可能性もあります。
また、穏やかであるからこそ冷静な判断もでき、穏やかな生活を引き寄せることができるのです。
詳しくは「穏やかな心が人生を安定させる!心を穏やかにする4つのポイント」の記事で解説しています。
他の人のために役立つことをする
他の人のために役立つことをするとは、ボランティアなどが分かりやすい例ですが、日常的には、仕事や家事をしている人であればすぐにでも始められるものもあります。
それは、「心を込めて仕事をする」ことです。
仕事を通して社会のお役に立ちたいと願っているかどうかは人によって大きな開きがあるでしょうが、「心を込めて仕事をする」ことで意識してなくても、他の人のお役に立つ行動になっているところがあります。
他の人のお役に立つことで喜びも倍増されるので、喜びを生み出した分、喜びが帰ってくる人生になり、悪い流れを断ち切る働きとなるのです。
感謝を習慣にする
悪いことばかり起こると感じていること自体、意識が悪いところに囚われている証拠です。
こうしたときには、物事の良い面に目が向かないので感謝もできなくなってしまいます。
悪いことが起きるから感謝出来ないのか、感謝していないから悪いことが起きるのか。
どちらが先か分かりませんが、ほぼ比例しているのではないかと思われます。
感謝が習慣になれば、自然に物事の良い面に気づけるようになり、結果として、悪いことのなかにある良い面にも気づけるようになるでしょう。
詳しくは「感謝の心で生きて人生を変えよう!感謝の気持ちを持つ意味とは?」の記事で解説しています。
一人静かな時間を過ごす
人生の悪い流れを断ち切るのに、一人静かな時間を過ごすことがどう関係しているかと思われる人もいるでしょう。
それは、人生の流れをよくするための基礎となる「心を穏やかにする」ために必要不可欠だからです。
穏やかな心は、忙しい生活を送っているだけではつくれません。
静かな時間を過ごすことで、自分を振り返ることも、こころの声を聞くこともできるようになり、それが穏やかな心をつくる働きをしてくれるのです。
一日の終わりに、一人静かな時間を過ごし、気づいたことをノートに書き溜めていくと、思わぬ閃きが得られます。
5分でもいいので静かな時間を過ごしてみるのがよいでしょう。
悪いことが次々起こるスピリチュアル的な原因
悪いことが次々起こると、何か悪いものがついているのではないかと思うこともあるかもしれません。
実際に不安の虜になっている時などは、不安な思いに取りつかれているといってもよいでしょう。
私たちの存在はスピリチュアルなものです。
全く知らないところであっても、雰囲気が悪く感じられたり、寒気を感じた経験は誰にでもあるでしょう。
また、他の人の否定的な言動も気にしていないつもりでも、それが積み重なれば、いつしか否定的な思いに影響されてしまいます。
こうした思いが慢性化してしまうと、それが心の傾向性となり、その傾向性に合った出来事がどんどん引き寄せられてしまうのです。
私たちは身の回りにある様々な想念、考えを無意識のうちに常に受けていて、影響されていることを意識する必要があります。
そして、意識して良いものを取り入れていく必要があり、そのために自分さえ良ければという考えから離れ、他の人によい影響を与えることで悪い影響をから離れていけるのです。
お祓いをどう考えるか
お祓いには科学的根拠はありませんが、日本では古くから行われている風習であり、罪や穢れ(けがれ)などのよくないものを自分の心身から取り除く行為です。
主なお祓いは、
- 厄(災い)を取り除く厄祓い
- 交通安全を目的にした車祓い
- 新たな住む前の家のお祓い
の3つがあり、新たに前向きな気持ちになれる効果があるといわれています。
しかし、人生の基本は自己責任にあり、原因と結果の法則のもとに人生が創られているという観点から考えると、お祓いに頼り切るのはよくないといえるでしょう。
誓いを立てる
悪いことばかり続くと、何か悪いものが憑いているのではないかと考え、憑いているものさえ取れば良くなると考えてしまうかもしれませんが、これでは自己責任からはずれてしまいます。
自己責任から考えると、厄払いは誓願という誓いを立て、物事が成就するように願うのがよいでしょう。
例えば、厄年など、人生の節目で誓願するときには、今まで色々あったとしても、今ここにいられることに感謝し、これからの人生、自分の欲望を叶えるためでなく、他の人のお役にたつためにも健康でありたいというような誓願を立てることが大切になります。
ですから、お祓いにも色々あるでしょうが、「お祓いをして悪いものを取れば解決する」というような話には近づかないほうがよいでしょう。
悪いことのなかにあるサインとは
物事がすべてスムーズに運んでいるときには、気分はいいけれども、学びとしては得るものは少ないものです。
悪いことが続けば、自然に人生を振り返る気持ちにもなります。
振り返っても思い当たるところがないのならば、ただそうした時期を耐え忍ぶ経験が必要なのかもしれません。
人生に起きる出来事は、その人の成長にとって必要であるから起きている。
間違いを修正して成長していくのならば、悪い出来事の後には喜びが待ち受けていると考えることも可能です。
悪い出来事は、間違いに気づくサインであるとともに、成長の前段階のサインであると捉えてもよいでしょう。
まとめ
「人間万事塞翁が馬」という諺があります。
不幸に思えたことが幸運につながり、幸運が不幸につながることはよくあるので、人生における幸不幸は容易に判断できるものではない。
だから、安易に喜んだり悲しんだりするべきではないというたとえ話です。
いずれにしても、私たちの人生は成長に向かっているのは間違いないので、自分だけでなく、他の人の成長を妨げない行動を心がけ、「未来はよくなるしかない」と思っているのが、悪い流れを断ち切る一番の方法になるでしょう。
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