「幸せの見つけ方」何気ない日常生活のなかにある幸福に気づくには
幸せは私たちの周りにあふれています。
しかし、それを見えなくしているのは幸せに対する誤った考え方にあるかもしれません。
この記事では、幸せとはどういうものであり、どのようにすれば幸せを見出せるかをまとめてみました。
きっと、すでに多くの幸せに囲まれている事実に驚かれるでしょう。
目次
幸せの見つけ方
幸せを見つけるにしても、まずは、幸せがどういうものか知らなければ、幸せを見過しているかもしれません。
幸せとは、子猫が自分のしっぽをつかまえようとクルクル回りながら追いかけている姿に例えられることがあります。
幸せというしっぽは、つかまえようと追いかけると逃げていきますが、つかまえることなど考えずに普通にやるべきことをしながら前に進んでいけば、当たり前のように自分についてきてくれるものです。
幸福とは、前進していく道のりに自分と共にあるものであり、何かを得たという結果はその道のりの途中経過でしかありません。
途中経過でしかないので、すぐに薄れていってしまうのです。
これは多くの人が経験から感じているものだと思います。
すでに自分が持っているのに、それを忘れて幸せは自分の外にあると思っているから追いかけて得ようとしてしまう。
すでにもっている幸せは、日常生活のなかでは当たり前すぎて小さな幸せとして見過ごされてしまっているのでしょう。
小さな幸せとは
見過ごされてしまっている小さな幸せとは具体的にどのようなものでしょうか?
青山ハッピー研究所の あなたにとっての「小さな幸せ」とは?のアンケート調査では、
1、 美味しいもの、甘いものなどを食べたとき 54.9%
2、 お風呂にゆっくりと浸かったとき 36.7%
3、 家族団らんを過ごしているとき 35.7%
4、 布団に入って寝る瞬間に感じる 32.2%
5、 晩酌をしているとき 28.5%
6、 旅行やレジャーなどに出かけたとき 24.7%
7、 家族や人から「ありがとう」「美味しかった」
など言葉をかけてもらったとき 19.1%
8、 夫婦・恋人と会話をしているとき 16.7%
9、 子供(孫)と遊んでいるとき 15.4%
10、テレビやDVDなどを観ているとき 12.4%
となっています。
ほとんどが日常生活の中のささやかなものであり、アンケートとして問われなければ、意識することなく過ごしているのではないでしょうか。
意識しなければ気づけないものであるがゆえに、失って初めてその大きさに気づくものなのかもしれません。
しかし逆に、このような小さな幸せは意識して探せば、日常生活のなかにあふれているといってもよいでしょう。
小さな幸せが集まって幸せな人生になる
小さな幸せとは、意識していなければ気づかないくらい、日常生活の中では当たり前にあるもののようです。
しかし、小さな幸せだからと軽く考えてはいけません。
当たり前の平凡な毎日の積み重ねの結果として、大きな実績が作られるように、幸せも小さな幸せの積み重ねが大きな幸福感として育っていくのです。
大きな幸せは、小さな幸せの積み重ねであることを忘れるところから、幸せは外にあると考えるようになり、幸せを追い求めるようになるのではないでしょうか。
小さな幸せの見つけ方
小さな幸せは見失いやすいものですが、意識して探せば数多く見つけられるものなので、毎日の生活の中で意識する習慣をつくるのがよいでしょう。
具体的な方法としては
- 幸せは与えられていることを知る
- 感謝日記をつける
- 幸せの種をまく
- 祝福の心を持つ
などがあります。
幸せは与えられていることを知る
小さな幸せといっても、自分ひとりの力で得られるものなどありません。
- 帰る家がある。
- 電気が使える。
- 数多くのお店がある。
- 仕事がある。
- 生きている。
- 空気が吸える。
等々、挙げだせばきりがありませんが、目に見えない力の存在や、今だけでなく、過去の人々の働きの積み重ねの結果として今の生活があるのです。
そう考えると、小さな幸せなんて言えなくなります。
また、「おかげ様」という言葉の重みも感じられるのではないでしょうか。
このように、幸せは自分ひとりの力で得られるものではなく、「与えられているものである」この事実を知る必要があるでしょう。
感謝日記をつける
幸せは与えられているものであるという話をしましたが、感謝のもとには、自分ひとりの力では何も得られないという前提があるのです。
だから「有難い」と思えるのでしょう。
しかし、何でもない日常生活を送っていると、いつしかおかげ様であることを忘れ、小さな幸せは当たり前になってしまいます。
そこで、おかげ様を忘れないように、感謝日記をつけるという具体的な習慣をつくるのがよいでしょう。
寝る前に静かな時間をとり、一日を振り返るなかで感謝できることを書き出していく。
そうした時間を持とうとすること自体が、感謝出来る人でありたいと願う謙虚な気持ちを育ててくれるのだと思います。
幸せの種を蒔く
小さな幸せは探すだけでなく、自らが幸せの種を蒔いていくことで創り出していけます。
難しく考える必要はありません。
自分の出来る小さなところから初めていけばよいでしょう。
「笑顔で人に接する」
これも幸せの種であり、その笑顔を見て、幸せな気分になる人がいるならば、その幸せの種は花開いたといえます。
「人の気持ちに寄り添う」
「人の良いところを褒めてあげる」
なども立派な幸せの種です。
コンビニで新作のスイーツを見つければ思わず嬉しくなりますが、お土産にしようと思い、家族の喜ぶ顔を想像するだけでもすぐに幸せになれます。
このように、小さなものでも、幸せの種を蒔き続ければ、いつしか自分の周りは幸せに満ちあふれるようになるのは間違いありません。
祝福の心を持つ
小さな幸せに気づくのを妨げる最たるものに嫉妬心があげられます。
嫉妬心を持ち続けるところに幸せはありません。
自分だけでなく、相手の幸せを喜んであげられない状態だからです。
嫉妬を感じるのは自分の望みが何かを教えてくれるものであるので、嫉妬心を持ち続けるのは自分の理想像を破壊することに繋がってしまいます。
嫉妬心は祝福の心に変えていくことで克服されていきます。
人の幸せを祝福できないのは、自分の幸せを人と比べてつまらないものと感じているからでしょうが、比べているかぎり本当の幸せを見つけることはできません。
幸せは幸せとして祝福しようと思うところから始めればよいと思います。
幸せを見つける力は格段に上がっていくはずです。
まとめ
幸せの見つけ方として、
幸せは追いかけると逃げていくけれど、普通にしていればいつも自分とともにある。
幸せは身近にありすぎて、意識しなければ気づけなくなる。
そして、幸せに気づく具体的な方法として
- 幸せは与えられていることを知る
- 感謝日記をつける
- 幸せの種をまく
- 祝福の心を持つ
の話をしました。
幸せの発見には感謝があり、感謝は「おかげ様で」という思いから出てきます。
おかげ様を忘れなければ、幸せを見つけ出すのも難しくはないでしょう。
関連記事