「幸せになる覚悟をするのは難しくない」 その具体的な方法も解説

「幸せになる覚悟」と言われても、幸せになるために覚悟がいるなどとは、あまり考えたことはないのではないでしょうか?

『覚悟』とは、辞書で調べると、危険なこと、不利なこと、困難なことを予想して、それを受けとめる心構えをすること。とあります。

では、幸せになる覚悟とはどういうものなのか?

この記事では、

  • 幸せになる覚悟とはどういうものなのか  
  • 幸せになる覚悟を決める大切さ   
  • 幸せになる覚悟の仕方   

等をまとめてみました。

覚悟することの大切さと、覚悟するのは難しくないと思えるようになればと思っています。

幸せになる覚悟とは 

覚悟が、危険なこと、不利なこと、困難なことを予想して、それを受けとめる心構えをすることであるならば、「幸せになる覚悟」とはどういうことなのか。

自分の人生にやってくる出来事をどのように解釈するかは各人の自由に任されています。

その自由を行使した結果が現在の自分の人生であるならば、今の人生に満足していようがいまいが、その事実を受け入れる必要はあるでしょう。

この受け入れるというのは、人生が上手くいっていないことを人や環境のせいにしてはならないということです。

つまり、自分の人生の責任は自分が負うという心構えをすることが、「幸せになる覚悟」といえるでしょう。

幸せになる覚悟を決める大切さ

結局のところ覚悟を決めると逃げ道がなくなるので、開き直るしかなく迷いがなくなるのです。

逃げ道があるというのは、言い訳が立つ状況があるということなので、目標を立てても、覚悟のないものなら簡単に忘れ去られてしまいますし、それが続けば目標を立てることすらしなくなるはずです。

やりたいことがあっても、覚悟がなければ、出来ない言い訳が次々と出てくるだけになるでしょう。

このように、覚悟がなければ逃げ道だらけであるので、自分の人生を歩んでいるつもりでも、実は、ふらふらと人生を彷徨っているだけになっているかもしれません。

逃げ道がなくなるのは怖いので、覚悟するのは大変なことであり、とても覚悟などできないと思われる人もいるでしょうが、覚悟をするから弱い自分と向き合いながらも、勇気をふり絞ることができるところもあるのです。

幸せになれる気がしない  

幸せになれる気がしないのは、どうしたら幸せになれるか分からないからでしょう。

今まで、幸せになるために様々に努力してきたけれど上手くいかずに、もう何をしたらいいか分からなくなっている。

しかし、「幸せになれる気がしない」と感じていること自体が幸せになりたいと願っているのは確かです。

幸せになれる気がしないということと、幸せになりたいか、なりたくないかは全く別問題です。

幸せになれる気が今はしないとしても、幸せになりたいと願っていることを認め、「私は幸せになりたいと願っている、幸せになるんだ!」と心の中で宣言する。

これは、「幸せになると決意する」ことでもありますが、これが、今の段階での幸せになる覚悟になるのです。

幸せになれない人の習慣と特徴

幸せになれない人の習慣としては、ネガティブであるとか、自分のことしか考えていないとか、完璧主義すぎるとか様々ですが、共通するものとして大きな特徴があります。

それは、自分の人生の責任は自分が負うという覚悟が出来ていないというところです。

自分の責任として受け止めなければ、人のせいにする結果になり、言い訳や不平不満が多くなってしまいます。

色々言いたいことはあり、正当性もあるとしても、「言い訳や不平不満は多いが幸せだ」という人生など考えにくいものです。

他の人や環境に対する不満は誰にでもありますが、その中でどう生きていくかは自分で決めるしかありません。

自分でするしかない「心のコントロール」を放棄していることに気づいていないのです。

幸せになる覚悟をする

言い訳や不平不満が多い毎日に満足しているならばいいですが、そうでなければ自分に問うてみることです。

「私は幸せになりたいと思っているのか、思っていないのか?」

「もちろん幸せになりたいと思っている」ならば、さらに問いかけてみます。

では、「人や環境のせいにしていて、本当に幸せになれると思っているのか?」と。

答えは明らかではないですか?

ただ、どうしたらよいか分からなくなっているだけだったのではないか。

しかし、考えてみれば

どうしたらよいか分からなくても、人や環境のせいにする必要はない。

また、どうしたらよいか分からなくなっている自分を責める必要もない。

ここに気づけば、幸せになろうと思えるようになるのではないでしょうか。

幸せになる覚悟の仕方

ほとんどの人が人生の中で、なんらかの覚悟をしてきているはずです。

その時の状況を振り返ってみると、多くは必要に迫られて覚悟するしかなかったのではないでしょうか。

私たちは常に強くいられるわけではありません。

追い込まれ、逃げ道がなくなってようやく腹を括って覚悟ができたという人が多いと思います。

たいして困っていなければ、覚悟する必要性は感じられないものです。

今ひとつ物足りない人生だけど、不幸ではないと感じているのは、ぬるま湯に使っているような状況かもしれませんが、この状況では覚悟を決めるのは難しいかもしれません。

このような状況が長く続き、少しずつ溜ってきた不満が限界にきた時に「もうこんな人生は嫌だ!」という気持ちになり、ようやく人生を変える覚悟ができるようになる。

私たちは人生の岐路にたって大きな決断をし、覚悟を決め、人生を切り開いてきた人達の話を数多く聞いてきました。

その人達の多くも、必要に迫られて覚悟するしかなかった。

「ここまできたら腹をくくるしかない」と言われたり、考えたりして「確かにそうだな」という気持ちになれたのではないでしょうか。

これが何を物語っているかというと、「覚悟さえできればなんとかなる」というのは、自分に解決できない問題はやってこないということにつながるかもしれません。

このように、何も困っていない状況で覚悟出来る人は少ないものだと知れば、弱いと思っている自分でも勇気を持てるのではないかと思います。

小さな行動を積み重ねる覚悟

人生を変えようと思っているならば、何らかの変化を起こし、自分を変えていこうとする覚悟が必要です。

いきなり大きく変えていこうとすると続かないのは当たり前と思って、小さな変化を積み重ねていくことです。

これならば、恐怖を感じることはないでしょうが、その代わり、小さな変化を積み重ねていく継続が必要であり、自分の甘さとの戦うという、とても難しいものがあると覚悟しておいたほうがよいでしょう。

幸せになれない運命などない

幸せになれない運命などありません。
必ず道は開けると信じることです。

それには、大きく2つの覚悟が必要になります。

それは、

  • 自分の人生の責任は自分で取ると決める
  • 不平不満を言わない。

の2点です。

この2点には関連があり、「不平不満を言わない」イコール「自分の人生の責任は自分で取る」という自覚が出来ているということになります。

不平不満ばかり言ってしまうのは、自分の人生にやってくる出来事を自分の問題として受け入れることを忘れている姿ですが、普段の生活では、愚痴や不平不満を言っていても、そのことに気づいていないことが多いものです。

いくらポジティブであろうとして明るい言葉を使うようにしていても、その裏で気づかずに不平不満を言っていて、トータルではポジティブかどうか分からない人は多くいます。

実際に気づかずに言っている不平不満の数の多さに気づくと、ポジティブだと思っていた自分のネガティブさに唖然とするはずです。

自分の人生の責任は自分で取る。そのために不平不満を言わない。

これは幸せになるための基本になる覚悟だと思います。

不平不満を言わない

不平不満は、言っていることに気づかなければ対応のしようがありません。

しかし、何らかの出来事で不平不満を言ってしまうこともあるでしょうが、意識していけば確実に減らしていけます。

そして、それと共に、自然にポジティブな見方ができるようになり、幸せな人生がすでにあることに気づくはずです。

不平不満を言わなくなる簡単な方法は

自分の人生を歩む覚悟とは

自分の人生の責任は自分で取ると決めるというのは、自分の人生を歩むということです。

どんなに頑張っても人の人生は歩めない。自分の人生しか歩めないという厳然とした事実がある。

そして、現にその道を今歩んでいるという事実もある。

すでにその道を歩んでいるならば、無駄な抵抗はやめるだけで、軽やかに歩めるようになるのです。

どんなに頑張っても自分の道から逸れることはできません。

本当のところは、自分の人生を歩めることがどれほどありがたいことか、どれほど素晴らしいことであるか。

時には、思いを巡らせてみるのもよいでしょう。

覚悟で自分を責めない

三日坊主という言葉があるように、何か新しいことをやり始めても長続きさせるのは難しいものです。

色々なテクニックはあるかもしれませんが、継続に関していえば、どこまで覚悟出来ているかにかかっています。

幸せになるための具体的な覚悟は自分で決めるものです。

人の話を参考にして取り入れるとしても、自分で決めるから覚悟ができるのです。

それで続かなければ、その程度のものとして受け入れるしかありません。

それが悪いわけではありませんが、自分に嘘をついて誤魔化しているかどうかは分かっているはずです。

人は続かなかったことではなく、自分を誤魔化して言い訳しているところを責めてしまいます。

そして、自分を誤魔化したくないから、覚悟もしなくなってしまうところがあるのです。

たとえ自分を誤魔化していたとしても、そんな自分でも受け入れてしまえば、続かない言い訳を言う必要もなくなり、自分の弱さと向き合いながらも前を向いて歩めるようになっていくでしょう。

まとめ

  • 幸せになる覚悟とはどういうものなのか  
  • 幸せになる覚悟を決める大切さ   
  • 幸せになる覚悟の仕方 

の話をしてきました。

そのなかで幸せになるための具体的な覚悟として

  • 自分の人生の責任は自分で取ると決める
  • 不平不満を言わない。

の2点を挙げました。

人や環境のせいにしている自分に気づいたら、幸せになりたいのかなりたくないのかという原点を思い出し、少しずつ自分を変えていくことが大きな変化となって表れてくるはずです。

幸せになる覚悟とは、大きな変化を起こすことではなく、最終的には、小さな変化を継続し積み重ねていく覚悟といってよいのかもしれません。

何らかのヒントになれば幸いです。

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