「人生なんとかなる」は本当!不安の正体を知りどん底から抜け出す方法
人生には、人間関係、仕事、お金、健康等、様々な不安がつきまといます。
そんな時、「人生なんとかなる、どうにかなる」と思えたら、前向きに生きられて、どんなにいいだろうと思われているのではないでしょうか。
人生なんとかなると思えるには、
- なんとかなるという根拠を持っている。
- 不安の正体・特徴を知っている
- 不安な時の対処法を知っている。
という3点が大きな力になってくれます。
この記事では、人生なんとかなると思えるようになる考え方、方法を紹介します。
知っているだけで、前向きに生きていく力になるので、参考にしてみて下さい。
目次
「人生なんとかなる」は本当
「人生なんとかなる」それは、多くの人が経験としてなんとなく分かっていることですが、残念なのは、いざ不安に襲われると、なかなかそうは思えないところです。
しかし、なんとかなるという根拠がはっきりしていれば、切り替えも早く出来るようになります。
その根拠となる考え方3点紹介します。
人生なんとかなるとはどういうことか
人生なんとかなるとはよく言われますが、実際のところは、不安を乗り越えられるかどうかにかかっています。
思っていた通りではないとしても、悪くはないというところに落ち着けば、「人生なんとかなった」と思えるのではないでしょうか。
心配事の9割は起こらないと言われているのも、実際になんとかなっている現実があるからです。
自分の人生を振り返ってみても、なんだかんだといって「なんとかなってきた」のではないでしょうか。
「人生なるようになっている」と知る
「人生なるようになっている」を受け入れれば、なんとかなると思えるようになります。
なるようになるとは、原因と結果の法則のもとになるようになっているということです。
それは、努力したから必ず報われるとは限らないけれども、努力の内容に応じた結果が表れるというものです。
私たちの行いに応じた結果があるならば、正直に生きて行こうと思っている限り、悪いようにはならないと思えるので、なんとかなると思えるのではないでしょうか。
人生よくなるしかない
人生は成功ばかりではありませんが、失敗と思われる結果から次なる成功の種を見出し学ぶことができます。
これが、私たちの成長というものであり、こうして私たちの人生は成長していくという、よくなるしかない人生になっているのです。
人生には、辛い思いをする出来事があったとしても、なんだかんだ言っても長い目でみれば成長し、よくなっていくならば、人生なんとかなると思えるのも不思議ではありません。
不安の正体を知ればなんとかなる
不安とは、起きてほしくない出来事に対して、どうしたらよいか分からない時に感じる恐れといえます。
仕事でも、結婚生活でも、環境を変えるときなどには不安はつきものです。
また、新しい生活を始めても、上手くいかないことが続くと不安になるものです。
このように、
- 新しいことを始める時の不安。
- 思うようにならない時に出てくる不安。
があります。
新しいことを始める不安
新しいことを始める時というのは、今までにない問題に取り組む時なので、どうしたらよいか分からず、不安になるのも仕方ありません。
しかし、考えているだけでは、不安と希望が交互にやってくるだけで何も進まない、つまり不安の中にいるしかなくなってしまいます。
どうしたらよいか分からない不安は、試験のテスト問題を例にするとよく分かります。
試験の問題も簡単なものなら悩むことなどありませんが、難しいものであれば、問題の意味さえ、よく読まないと分かりません。
ここが一番不安になるところですが、問題に取り組むという行動をしない限り、答えには近づかないことは間違いありません。
しかし、問題に取り組んでしまえば、初めの不安感もいつしか消えているはずです。
現実の不安に対しても同じようなところがあり、行動に移せば不安は消えてしまいます。
(簡単に出来る行動は、「人生なんとかなる」と思えるようになる方法のところで解説しています。)
思うようにならない時に出てくる不安
大好きな仕事で独立したとしても、順調にいっている時は問題ありませんが、上手くいかない時には不安になるものです。
夢を実現する時の不安に対しての行動は決意することですが、決意し独立を果たしても、必ず不安は出てきます。
この不安は何かというと、最初の決意が本物かどうか試されているのです。
始めた仕事が上手くいかなくても、やり遂げるという最初の決意がぐらついていないかを試されていると考えるのがよいでしょう。
こうした経験を通して、決意が覚悟に向かって強くなっていくのです。
「やっぱり無理があったのかな?」などという迷いに負けずに、「どうしたら出来るだろうか?」と常に考えられるかどうかにかかっています。
どうしていいか分からなくても、ここでも問題に取り組むことが不安から逃れる行動になるのは変わりありません。
試験の問題でも、最初はさっぱり分からなくても、取り組んでいくうちに少しずつ分かってきます。
しかし、途中でまた分からなくなり不安になっても、取り組み続ける限り、答えに近づいてるのは間違いありません。
仮に、今回は解けなかったとしても、一生懸命に取り組んだ経験は、次回に必ず活かされることは信じてよいのではないでしょうか。
「人生なんとかなる」と思えるようになる方法
人生なんとかなると思えなくなる時というのは、不安という恐れに囚われている状態になっている時です。
不安は恐れるほどに大きくなっていくという性質をもっていますが、その逆に、立ち向かえば薄れていくという性質もあります。
恐れに立ち向かうというと、恐ろしく感じるかも知れませんが、囚われから離れる行動であれば、すぐにでも始められる小さなものでも効果があるので大丈夫です。
恐れに立ち向かう行動としては、
- ゆっくり行動する
- とにかく動いてみる
- 「ありがとうございます」と唱える
- 「人生なんとかなる」と優しく語りかける
- 正直に生きる
の5つです。
ここから1つずつ詳しく解説していきます。
ゆっくり行動する
仕事や家事などで時間に追われると、どうしても焦り気味になります。
焦ると上手くいかないのは分かっていても、様々な不安がよぎり、早く安心したいという思いにかられ、余計に焦るようになってしまいます。
焦りは恐れが行動の元にあります。
不安という恐れに対して、焦りという恐れで対応していては、恐れを強化してしまうだけです。
自らが恐れから離れれば、自然に恐れも薄れていくのです。
意識してゆっくり行動し、まず心を落ち着ける必要があります。
深呼吸が効果的なのも恐れから離れる行動だからです。
頭の中にある恐れは幻影であるので、正面から立ち向かっても勝負になりません。
心を落ち着けるという行為でも不安から離れる働きになるので、恐れに立ち向かう行動となるのです。
焦っていると感じたら、あえてゆっくり行動してみるとよいでしょう。
とにかく動いてみる
心配事に対して、前向きに考えようとしても、考えが頭のなかでぐるぐる回ってもやもやして、すっきりしない時もあるでしょう。
こんな時は少し散歩してみると、モヤモヤも晴れてきます。
規則正しい動きは、心を落ち着かせるにはとても効果的です。
散歩できなければ、足踏みでもよいので、とにかく体を動かしてみるのがよいでしょう。
体を動かすのも、心配事に対する行動になります。
頭の中で考えていることをノートに書き出すとすっきりするのも、体を動かすという行動に移したからなのかもしれません。
「ありがとうございます」と唱える
色んな思いが湧いてきて、どうしても落ち着かない時には、体を動かすことが効果的ですが、ひとつのことに集中する行動をとるのも効果があります。
簡単に出来るのが、「ありがとうございます」という言葉を唱えつづける方法です。
声に出せなくても、心の中で、しっかり、はっきりと唱えるのがよいでしょう。
焦ることなく、また、余計な考えが浮かばないペースで唱え続けていれば穏やかになってきます。
可能ならば、規則正しく歩きながら唱えてれば、さらに効果があるでしょう。
「人生なんとかなる」と優しく語りかける
不安は行動することで薄れていきます。
そのため、不安を抱えていても、日中は何らかの活動をしているので、不安に囚われることも少なくなります。
行動のできない夜に不安に囚われてしまうのもそのためです。
こんな時には、自分に優しく語りかけてあげましょう。
自分に優しく語りかけてあげるのは愛の行為であり、恐れる気持ちを癒してくれます。
自分の中には、色々な自分がいて、不安を感じている自分は全体の中のほんの一部です。
不安に囚われてしまうのは、不安を感じている自分がすべてになっている状態だといってよいでしょう。
不安を感じている自分に対して、別な自分が語りかけてあげるのです。
「大丈夫だよ、なんとかなるよ」と、ゆっくり優しい気持ちで何度も語りかけてみてください。
不安で胸のあたりがムカムカしているならば、そこに手を当てて語りかけてあげると、さらに効果があります。
優しく語りかけることがポイントであり、「心配などするな!」と言い聞かせるのは、不安という恐れを感じている自分を力で押さえつけようとする行為になってしまいます。
そもそも、押さえつけようとする行為そのものが、恐れから来ているものであることに気付く必要があるのです。
恐れを恐れで抑え込もうとするのか、優しさで安心させたいのかの違いになるので、優しく語りかけてあげてみて下さい。
正直に生きる
正直者が馬鹿を見るということわざがあれば、正直者は救われるということわざもあります。
どちらを選ぶかは、各人に任されていますが、正直に生きていこうとするのは、道徳的に大切だからというだけでなく、前向きに生きていくにはとても大切なものです。
それは、すべての人は良心というものをもっていて、それは、誤魔化すことが出来ないものだからです。
自分や他の人を誤魔化して得をしようという考えは、良心に反するものであるために、心の奥に罪悪感を植え付けてしまいます。
罪悪感は自分を罰する働きをする種です。
バチが当たるかもしれないという思いが、人生の辛い時に、なんとかなるという考えを妨げる働きをする可能性があります。
正直であるから、堂々と生きていられる。
やましくないから、なんとかなると考えられるところがあるのです。
人生なんとかなるとして取り組む
お金の問題、健康の問題、対人関係、人生には様々な問題が降りかかってきます。
どんな問題であっても、時間の流れがある以上、なんらかの形で落ち着くようになっています。
その間、恐れの中にあるのか、穏やかに過ごすかは、心の持ち方次第です。
人生なるようになるしかならないというのは、誰もが頭では分かっているはずです。
大切なのは、問題に対して恐れずに、出来る限り穏やかな心で取り組むことです。
恐れを持って取り組めば、恐れを強化し、恐れるような出来事を引き寄せてしまいます。
逆に、穏やかな心で取り組めば、恐れは消え去り、穏やかな出来事が引き寄せられるようになるのです。
まとめ
私たちは自分の力だけで生きているわけではなく、なんらかの大いなる力によって生かされているのは間違いありません。
自分の行いに応じた結果を受け取るという世界で生かされているならば、私たちは正直に生きていく限りなんとかなるようになっていると信じてよいのではないでしょうか。
決して自分に自信があるからなんとかなると思えるのではなく、正直にコツコツ努力していく自信が「人生なんとかなる」という最大の自信になり、実際に人生はなんとかなっていくのです。