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言葉の持つ力を有効に使い人生を変えるヒント

「大好き!」

「愛してるよ」

「かっこいい」

「素敵!」

「やさしいね」

「楽しかったよ」

「ありがとう」

「頑張ってるね」

「大丈夫だよ」

「すごいね」

このような言葉を聞くと嬉しくなるように、良い言葉は私たちに力を与えてくれます。

こうしたことから、日常生活のみならず、ビジネス、スポーツ、教育、医療・看護等、あらゆる分野で言葉の力は注目されるようになっています。

しかし、力である以上、使い方によって、プラスにもマイナスにも作用するので、悪気はなくとも人を傷付けたり、逆に何気ない言葉で傷ついてしまうこともあるでしょう。

悩みの9割は人間関係であると言われているのも、言葉の使い方の難しさを表しているといえます。

この記事では言葉の持つ力を有効に使うための大切な考え方をご紹介します。

言葉の持つ力とは

言葉には力がある。

日本では昔から言霊といって、言葉には魂が宿っているといわれています。

たとえば、「愛が一番大切なんです」という言葉をマザーテレサが語れば、愛することの大切さを多くの人が感じられるのも、言葉に魂が宿っているからではないでしょうか。

そしてその受け取った言葉は心の中で生き続け、他の人に愛の大切さを説けば、その思いは言葉を通して人から人へと伝わっていく可能性が出てきます。

このように考えると、言葉には魂が宿っているという言霊というのも理解できるのではないでしょうか。

言霊という力がある以上、言葉はマイナスにも作用してしまいます。

言葉が生き続けているから、私たちは些細な言葉で傷ついた過去の出来事をいつまでも引きずってしまうのかもしれません。

普段何気なく使っている言葉が、幸不幸を生み出していることに注意を向け、言葉の持つ意味を考える必要が出てきます。

言葉の持つ意味

言葉の持つ意味は話し手の思いだけでなく、受け手の解釈によって変わってしまうところがあります。

例えば、励ますつもりで言った「頑張れ」という言葉が逆に責められているように感じてしまう人がいたり、「大丈夫、なんとかなるよ」という言葉が無責任な軽口に感じられる人もいるでしょう。

また、男女間の「嫌い!」という言葉もそのまま受け取るわけにはいきません。

何気ない一言が人を傷付けることもあり、言葉を投げかけた本人がそれに気付かぬままでいることもよくあるのではないでしょうか。

言葉は他の人とコミュニケーションをとる手段としてとても有効なものですが、言葉の持つ意味はひとつではなく、誤解されて解釈されることがあります。

言葉の影響力に差が出る理解力

言葉は誤解されて解釈されて違う意味になるだけでなく、理解の違いによっても言葉の持つ意味が変わり、影響力にも差が出てきます。

これは、理解というよりも、認識の違いと言ったほうがよいかもしれません。

たとえば、「愛が一番大切なんです」という言葉。

この言葉をマザーテレサが語ったとすれば、この愛は他の人に尽くす与えるという愛でしょう。

しかし、愛されることが全てだと思っている人の語る「愛が一番大切なんです」という言葉は、愛をもらうことに関心があるので、愛の意味は全く違うものになります。

両者の違いは、単なる誤解ではなく、愛に対する認識の違いであり、認識の違いによっても言葉の意味は変わってしまうのです。

この認識の違いが言霊の違いとなり、言葉の影響力の違いとなって広がっていくならば、私たちは言葉の中に良い思いを込めたくなるのではないでしょうか。

また、少なくとも使う言葉に悪意を込めないようにする必要があるでしょう。

言葉には人生を創る力がある

言葉が人生を創る。口ぐせが人生を創ると言われています。

しかし、私はポジティブな言葉を心がけていてるのに、言葉通りになっていないと思われる人も多いのではないでしょうか。

自分が投げかけた言葉は相手に影響を与えるだけでなく、自分自身にも言葉通りの影響を与えてしまいます。

それは、他の人は合わせ鏡と言われるように、他の人に投げかけた言葉は自分自身の姿を通して感じていることだからです。

いくら自分に対してポジティブな言葉をかけたとしても、他の人に対してネガティブな言葉をかけていれば、その言葉はそのまま自分に返ってきてしまうのです。

たとえば、ポジティブにバリバリ仕事をこなしている人は、のんびり仕事をしている人に対してイライラしがちになります。

それは、のんびり仕事をする自分が許せないところがあり、その思いが言葉に出てくるのであり、それは自分自身にかけている言葉であることに気付いていないだけなのです。

ポジティブな言葉を心がけていても、他の人に対する言葉は他の人に対する判断を言葉にしているだけで、自分には関係ないと思っている人が多いのではないでしょうか。

特に、人の姿を見てイライラするときには、その人の姿は自分の姿を教えてくれているものだと理解するのがよいでしょう。

言葉に出すか出さないかは関係なく、こうした言葉として成りうるものすべてが、私たちの人生を創っていると考えるのがよいでしょう。

マナーとしての言葉

社会人となれば、思ったことをそのまま口にすることはなく、コミュニケーションをとるために、反発する思いや、バカにする思いがあったとしても、ニッコリ笑って言葉を選んでいるのではないでしょうか。

マナーとしての言葉を整えることで、人を傷つけないところはよくても、自分の心の中の言葉としてはよくないでしょう。

また、マナーとして言葉を選んでいるので、ポジティブな言葉を使っていると思うのも言葉の落とし穴かもしれません。

全ての人に対して肯定的な思いは持てなくても、少なくとも悪意を持った思いを綺麗な言葉で誤魔化したくないものです。

使う言葉に悪意を込めない

言葉の持つ力はその中に込められた思いが関係してきますが、悪気がなくても誤解されて伝わる可能性のある繊細なものです。

たとえ誤解されて解釈されたとしても、発する思いに悪意がなければ、傷つけたことに対して謝るのは難しくはないでしょう。

こうしたところから、言葉に悪意を込めないようにするのが、言葉を正しく使うということの始まりになるのではないかと思われます。

まとめ

マザーテレサの言葉に、

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。

言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。

行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。

習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。

性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

というものがあります。

運命を創っていく初めに思考があり、言葉は思考の表れであるならば、言葉が運命を創っていると言ってもよいのではないでしょうか。

私たちは言葉を完璧に使うことはできませんが、せめて言葉のなかに悪意を込めないようにしたいものであるというのが、この記事の結論かもしれません。

参考になれば幸いです。

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