幸せな人が持っている特徴と、いつまでも幸せでいられるために心がけている習慣とは
幸せな人とは、今の自分に幸福感を感じられる人です。
環境に恵まれていても、幸せだと思えなければ幸せではないでしょう。
幸せな人、幸せそうに見える人の特徴としては、
- いつも笑顔である
- ポジティブである
- 人生を楽しんでいる
などがあげられます。
これらの見た目の特徴は表面的に真似をして上手くいく人、上手くいかない人とに分かれてきます。
それは、これらの特徴の元になる人生観、価値観があってこそのものだからです。
いつも笑顔で、ポジティブに毎日を楽しんでいる。
これらを生み出すもとになるものとは何かをご紹介していきます。
目次
幸せな人が持っている人生観の特徴
幸せであるためのには、それなりの人生観が必要です。
この世界は辛いものだと思っているか、美しい世界が広がっていると見ているかで人生は大きく変わってくるのは明らかです。
幸せな人が持っている大切な人生観のポイント3点あげてみました。
1 自分は運がいいと思っている
幸せな人で私は運が悪いなどと思っている人はいないのではないでしょうか。
成功者やお金持ちは、「自分は運がいい」と思っている人が多いと言われています。
なぜ運がいいと思えるかは考えたことがないとしても、運がいいと思えるということは、目に見えない力、ある意味、神様が味方してくれていると思えているのは確かです。
神様がいて、自分の行動を見ているとして、もちろん至らないところはあるにしても、全般的には、褒めてもらえるだけの思いと行いをしているかどうかにかかっているといってよいでしょう。
それが、次の努力は報われると信じているところにつながっていくのです。
2 努力は報われると信じている
ベートーヴェンの言葉で、「努力した者が成功するとは限らない。しかし、成功する者は皆努力している」という名言があります。
幸せな人も単に運がいいだけで幸せであるわけではありません。
運を引き寄せるだけの行動をしています。
それが、努力は報われると信じているところであり、そのもとにある原因と結果の法則を信じているからでしょう。
原因と結果の法則は、善因善果・悪因悪果 (ぜんいんぜんか・あくいんあっか)とも言われ、善い行為をすれば、必ず善い結果が起こり、悪い行為をすれば、悪い結果が起こるというものです。
私たちは悪いことをするとバチが当たると思っているところがありますが、それは逆に、努力は何らかの形で報われると信じているといってよいのではないでしょうか。
このような信念がなければ、幸せは偶然の産物になってしまいます。
3 幸せは自分の心次第だと思っている
幸せな人は幸福感は考えではなく感じるという心の問題であり、自分の心次第で幸せになれると思っています。
特に大切なところは、幸せな人は幸せを積極的に求めているところです。
本人は意識していないかもしれませんが、「幸せに生きたい!」
「こうありたい!」という思いを強く持っています。
こうした積極的な気持ちが日常生活のなかの小さな幸せに気付く能力となって発揮されるのです。
ただ漠然と生きていては、当たり前の生活は退屈なものでしかありません。
流されて生きているのか、毎日明るく生きていきたいと願っているのかで、人生は大きく変わってくるのは理解できるのではないでしょうか。
そして、このような気持ちでいるから、自分の人生に責任を持つこともできるようになるのです。
幸せな人が心がけている習慣
なんの努力もなしに幸せであり続けることは出来ません。
ただあるがままに流れにのっていても幸せであり続けられる人は、すでに努力が努力でないほどに当たり前になっている人といってよいのではないかと思います。
そうでなければ、幸せは一時的なものでしかないでしょう。
幸せであり続けるために大切になる心がけ3点あげておきます。
1 感謝の気持ちを表す
「感謝なき幸せはない」といってもよいくらい、感謝と幸せは切り離せないものです。
感謝の気持ちを忘れたところから、幸せはいつしか離れていってしまいます。
「幸せは自分の心が決める」といっても、多くの人達との関わり合いがあって初めて成り立っているものです。
そこから感謝の気持ちも出てくるのですが、ただありがたいと思っているだけでは、その気持ちは次第に薄れていきます。
感謝の気持ちはお返ししたくなってきてから本物になるのです。
感謝の言葉を述べるから始まり、
- 他の人に優しく接する
- 困っている人の力になる。
- 社会をよくするための寄付をする。
など、お役に立てる喜びを感じられるようになると、喜びの循環が始まり、感謝が薄れていくこともなくなります。
感謝の気持ちのない幸せは、他の人との関わり合いの大切さを忘れた自己満足でしかなくなってしまうのです。
2 慢心しない
慢心は静かにやってくるので、自分ではなかなか気付かないものです。
感謝を習慣にし、謙虚な気持ちの大切さは分かっていても、順調にいっていると、そんな自分を褒めて欲しくなったり、自慢したいという気持ちも出てきます。
これが慢心というものです。
順調にいっていると、上手くいっていない人の足らないところが目につくようになるので、慢心しだすと、人の欠点や至らないところを指摘し得意がる傾向が出てきます。
仏教では、慢心は最後まで付きまとう修行課題とされているくらいです。
ケチをつけたり、不平不満を言っていることに気付いたら、自慢する気持ちがないかどうか自分と向き合ってみる必要があります。
また、私たちはすぐに慢心してしまうものだと思っていたほうがよいでしょう。
3 忍耐力がある
忍耐力を単に耐え忍び我慢することと捉えてしまうと、そんな生活は幸せではないと思われるかもしれません。
幸せであれば、辛いことなどないので、耐え忍ぶ必要などないと思われるかもしれませんが、忍耐する。耐え忍ぶ心というものがある程度出来上がっているから、幸せでいられるところがあるのです。
仏教では、忍耐する、耐え忍ぶというものは、「忍辱の心」として修行の徳目のひとつとして説かれているくらいであり、幸せな人には必要なものであるといってよいでしょう。
例えば、慢心しないというところでは、自慢したい気持ちを抑える我慢、我を抑えることも忍耐です。
また、人生には自分の思うようにならない出来事はいくらでもあり、変えることのできない他の人の考えを受け入れることも忍耐です。
そうして人の過ちを許せるようになってくると、初めは我慢であった忍耐が愛情に基づいたものへと変わっていくようになります。
我慢が愛情に基づいてくるからこそ幸せにもなれるのでしょう。
まとめ
幸せな人が持っている特徴と、いつまでも幸せでいられるために心がけている習慣の解説をしてきました。
見た目の行動をまねするだけでなく、人生観を学ぶことで幸せも安定したものになってきます。
参考になれば幸いです。
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