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許せない人を引き寄せてしまう因果応報の仕組みと対策

許せない人に対して恨みがあり、復讐したい気持ちを持っている人もいるでしょう。

恨みの思いを持ちながらも、その一方で許せない人は因果応報の結果として現れているのではないかと考えている人もいるのではないでしょうか。

この記事では、許せない人を引き寄せてしまう因果応報の仕組みについてまとめてみました。

仕組みが分かれば、許すことも容易になってくるはずです。

許せない人は因果応報の結果なのか?

因果応報とは、自分にやってきた出来事の原因は自分で創っているというものなので、因果応報という法則があるならば、許せない人は過去の自分の行いが引き寄せたものになります。

しかし、「許せない」というのは、「自分がどうしてこんな目にあわなければならないのか」というように、納得できないからでてくるものです。

納得できないから、自分を傷つけた人を許せない。

だから因果応報はないと考える人もいるでしょうが、多くの人は因果応報はあるのではないかと感じているので、復讐すれば、その報いを受けなければならないと思っているはずです。

因果応報があってほしいと望むのも、自分が手を下すことなく相手に裁きが与えられることを期待しているとするならば、許せない人は過去の自分が因果応報によって引き寄せたことを認めなくてはならないでしょう。

許せない人を引き寄せてしまう仕組み

許せない人は、スピリチュアル的に見れば、原因と結果の法則がある以上、自分で引き寄せていることになります。

ここで問題になるのは、引き寄せた結果をどう受け止めるのかというところです。

悪い結果を引き寄せたのは、自分に何か問題があるからだとして、善悪の判断をしてしまい、それが理不尽に思える場合には納得できなくなります。

納得できなければ、「なんでこんな目にあわなければならないのか」「わたしのどこがいけないのだ」というようになり、「正義の私」としては黙っていられません。

この、「正義である私」という人を裁く傾向が、許せない人を引き寄せているところがあると考えられるのです。

「私は正しい」という信念が強ければ強いほど、間違ったものに対して厳しくなってしまいます。

裁く気持ちは許せないという気持ちでもあるので裁く気持ちが強ければ、許せない人を引き寄せてしまうのも仕方ないのかもしれません。

許せない人に復讐するとどうなる

許せない人に対して実際に復讐できるのであれば、許せない人ではなくなるかもしれません。

復讐できずに悔しい思いをしているから許せないという現実があり、因果応報によって裁きが下るのを望んでしまうのでしょう。

また、因果応報によって裁かれるのであれば、自分が復讐する必要もなく、復讐による裁きを自分は受けなくてもよいので好都合です

しかし、自分で復讐しなくても、相手の不幸を願う心があるならば、それは恨み心でしかありません。

恨みの念を持ち続ける心はどういうものなのかというと、そこには天国はなく、地獄の世界が展開しているといえるでしょう。

心の中に地獄の世界を展開していれば、実際に復讐しようがしまいが、心の世界で描いている世界を引き寄せることになってしまいます。

それが因果応報であり、原因と結果の法則だからです。

許せない人のスピリチュアル的な意味

許せない人の存在は善悪という判断だけでなく、スピリチュアル的な見方をしなければ分からないところがあります。

許せない人の存在が因果応報の結果だとしても、引き寄せた結果を見て、それに対するあなたの判断、行動が新たな原因となり、新たな因果応報になっていく。

これは、善いとか悪いという問題ではないところがあるのです。

因果応報という法則のもとで私たちは自分の課題と取り組み、成長していくという流れの中で生きていて、そこに喜びも伴っている。

スピリチュアルな存在として成長していくための砥石として許せない人が現れているところもあるのです。

許せない人を許す方法

許せない人を許すには、まず自分の感情を抑え心を穏やかな状態にする必要があります。

感情的になっていれば、相手の悪いところしか目に入らなくなり、とても許せるものではありません。

実際に心が穏やかになるだけで、何もそこまで怒る必要もなかったと思えるようになることもあります。

思い出すと許せない感情が湧き上がってくるのも、怒りの感情が許せないという思いを引き寄せて増幅させていると考えられるのです。

因果応報という引き寄せの法則はこうしたところでも働いていて、怒りの思いは、出し続けるほどに大きくなってしまいます。

このように、自分の心が許せない人を引き寄せているならば、引き寄せてしまう要素をなくしていく必要があるでしょう。

引き寄せてしまう要素をなくす方法として

  • 人を裁かない
  • 自分の気持ちを味わい寄り添ってあげる

という方法があります。

人を裁かない

許せない人を引き寄せてしまう最大の要素は人を裁く傾向です。

人を裁く傾向とは、

  • 人を責める
  • 不平不満を言う
  • 人のせいにする

など、誰にでもありますが、この傾向が強すぎると許せない人も多くなってしまいます。

因果応報は成長を目指して繰り返しているものであり、自分のなかにある許せない思いを解放させたくて他の人の姿を通して気づかせようとしているところがあるのです。

実際に人を裁く傾向を減らしていくだけで、許せない出来事がどんどん減っていきます。

取り組みやすいのは、不平不満を言わないように心がけることなので試してみてください。

自分の気持ちを味わい寄り添ってあげる

自分の気持ちに寄り添うとは、自分の気持ちを否定しないということ。

許せない思いが湧いて来た時に、あなたの意識は相手に向いているはずです。

これは鏡の法則で言えば、許せない思いをなんとかしたいのに、鏡に映っている自分だと思っていない姿に向かって許さないと叫んでいるようなものです。

自分の心のなかの許せなくて苦しんでいる気持ちに意識を向けてあげてください。

「苦しんでいるんだね」

「大丈夫だよ」

というように寄り添って辛い気持ちを味わってあげるのです。

しばらくすると、気持ちが収まってくるので試してみるとよいでしょう。
鏡の法則とは何かがよく分かる記事なら

許せない人を引き寄せる因果応報

許せない思いを相手に向けるのではなく、自分の気持ちに意識を向けることで、自分の問題として解決できるようになるのです。

相手に意識を向けているかぎり、復讐するか、相手に天罰が当たらない限り許せなくなってしまいます。

しかし、自分の許せない気持ちに意識を向け、自分の辛い気持ちに寄り添ってあげることで、許せない人は自分の心の中に閉じ込められていた「許せないという気持ち」気づかせるために引き寄せている人であることが分かってきます。

こうした経験を通していくうちに、人を裁く傾向も減ってきて、因果応報の仕組みも何となく分かってくるようになるのです。

まとめ

許せない人を引き寄せてしまう因果応報の仕組みを知ることで、許すことも容易になってくるという話をしてきました。

不平不満が減り、裁く気持ちが少なくなれば、善か悪かという判断をする傾向も自然に減ってきます。

許すことは善悪の判断を超えたところにあるので、許せるようになるのも当然なのかもしれません。

参考になれば幸いです。

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