穏やかな心が人生を安定させる!心を穏やかにする4つのポイント
おだやかな心は問題を解決します。
怒りにふるえ、悲しみに打ちひしがれ、嫉妬に狂った心は問題をますます混乱させます。
問題の解決は心のおだやかな時にしなさい。
これは、潜在意識の活用を提唱したジョセフ・マーフィーの言葉です。
怒り、悲しみ、嫉妬以外に、イライラしてしまう時でも落ち着いた判断が求められます。
それには普段から穏やかな心で過ごすように心がけておくことが大切です。
この記事では
- 心穏やかに過ごす意味
- 心を穏やかにする方法
- イライラ・焦りに対処する方法
- 穏やかな心のイメージ
- 穏やかな心が人生を安定させる
という5つのポイントの解説をし、穏やかな心が問題解決に有効というだけでなく、幸せな生活の基礎になることの再確認になればと思っています。
目次
心穏やかに過ごす大切な意味とは
忙しい日常生活では、イライラする出来事は尽きません。
しかし、イライラして怒りに任せた状態で下した判断は後で後悔することが多いものです。
後悔も自分の責任として受け止めればいいのですが、大抵は誰か他の人のせいにしてしまうのでイライラはさらに募るばかりになってしまいます。
私たちの思いと行動にはひとつの法則があります。
それは、何らかの行動の元には動機(思い)があり、その行動をするたびに、行動の元にある動機を強化していまうというものです。
これは、自己創造の原則と言われています。
例えば、人から嫌われたくないという理由から他の人に親切にしているとすると、親切にすればするほどに嫌われたくないという思いを強めてしまうというものです。
逆に親切にするのが楽しいなら、親切な行動をするほどに楽しさが膨らんできます。
イライラの元には何らかの恐れが隠れているものです。
イライラして人に接するのは恐れを強化することになり、さらにイライラを募らせることになるのは経験されているのではないでしょうか。
穏やかに接する元には幸福感があります。
幸福感が行動の元にあるならば、行動するほどに幸福感は深まっていきます。
こうした原則のなかで生きているから、私たちは行動の動機から恐れをなくすために、普段から心穏やかに過ごしていくことが大切になってくるのです。
心穏やかに過ごすには
穏やかな心とは、単に気持ちが落ち着いているとか、物静かなだけでなく、忙しさやトラブルのなかにあっても心が波立つことなくどっしりと安定している必要があります。
穏やかな心は、立場や環境に恵まれて余裕がある時だけでなく、逆風に立たされた時にその真価が発揮されるものです。
社会人になり立場が上になるほど責任の範囲も広がってくるので、穏やかな気持ちでいるには、器を大きくしていくしかありません。
しかし、こうした心境も結局は日々のトラブルに穏やかな気持ちで対処していく積み重ねで深めていくしかないのです。
心穏やかな人になる日々の心がけ
心穏やかな人になるための日々の心がけは
- 人のせいにしない
- 感謝を習慣にする
- 愚痴・不平不満をやめる
- 健康生活を心がける
- 自分と向き合う時間をつくる
の5つです。
これは、心を穏やかにするだけでなく、人生を幸福にしていく心構えそのものといってもよいでしょう。
それでは順番に解説していきます。
人のせいにしない
心穏やかに過ごす前提としてあげられるのは、イライラ・怒り・焦りなどを人のせいにしないということです。
もちろんイライラの原因は他の人にあるかも知れませんが、それに対してイライラするかどうかは各人に任されています。
自分の感情のコントロールは自分でしたいものです。
人のせいにするのは、自分の感情のコントロールを人任せにしてしまう残念な結果になってしまいます。
怒りの原因もほとんどが他の人のせいにするところから出てくると言ってよいでしょう。
人のせいにせずに自分の問題として受け止める。
この気持ちがなければ、穏やかな気持ちは気まぐれでしかやって来なくなってしまいます。
かといって、全く怒ることなく過ごすことも難しいものです。
怒ってしまった自分を責めすぎることなく、相手に対して直接謝れるものなら謝り、無理ならば心の中でお詫びするようにすればよいでしょう。
感謝を習慣にする
こころ穏やかに過ごしたいなら、感謝の習慣は欠かせません。
感謝を習慣にすると
- 幸福感が高まる
- 対人関係がよくなる
- 健康になる
という研究結果も出ています。
詳しくは【「ありがとう」の言葉を唱えると人生が好転するすごい効果がある】の記事で解説しています。
感謝が習慣になると、どんどん感謝できる出来事に気づくようになります。
また、「ありがたいな~」と思えるようになると自然に他の人に対して優しくなれ、そんな自分に幸福感を感じられるようになります。
逆に、感謝出来ていない時は人の足らないところばかりが目につくようになるのを覚えておくのがよいでしょう。
愚痴・不平不満をやめる
感謝を心がけていても、自分の都合のいい時だけの感謝であることも多く、それには気付きにくいものです。
都合のいい時だけの感謝であるかどうかは、普段どれだけ愚痴や不平不満を言っているかに表れわれてきます。
不平不満は意識していないと、口にしていることすら気付きにくいものです。
何故なら、不平不満を言うだけの正当性があると思っているからです。
何気ない不平不満は感謝を深める妨げになりますが、愚痴・不平不満を言わないようにすると、感謝も深まり同時に穏やかな気持ちも高まってくるでしょう。
健康生活を心がける
人の気持ちは体調の影響を大きく受けます。
何故かイライラすると思ったら、単にお腹が減っているだけのこともあるくらいです。
体調が悪くなると心も暗くなりがちですが、元気であれば自然にポジティブになれます。
疲れた時には愚痴や不平不満が出やすくなることを意識しておき、疲れている自分に気付くことが、穏やかな気持ちで過ごすためには大切になります。
健康生活の基本となる食事、睡眠、運動も心の状態がそのまま表れてきます。
暴飲暴食も心の表れであることが多いものです。
心が穏やかであれば、自然に健康生活を心がけるようになってきます。
自分と向き合う
ここでいう自分と向き合うというのは、感情を眺めてみようということです。
例えば、イライラしていることを良しとするなら向き合う必要はありませんが、イライラする感情をコントロールするためには、自分の考えと感情を分けて眺められるようになる必要があります。
眺めるというのは感情に対して価値判断をしないということで、いわゆる客観視というものです。
感情に翻弄されてしまうのは、感情イコール自分自身となっているので感情のコントロールのしようがないのです。
感情というものは、出来事に対するあなたの解釈の結果としての反応ですが、反応はあなた自身ではありません。
反応であるイライラ感情を眺めるのは、最初のうちはモヤモヤして苦しくなるかもしれませんが、無理をせずに続けていくと感情を味わっても恐れることはないと分かってくるようになります。
モヤモヤ感は反応であって自分自身ではないことに気付くだけでも客観的な目で自分と向き合うことであり、心を穏やかに保つ力になってくれるのです。
イライラ・焦りの対処方法を作っておく
穏やかな心は、日々の心がけの積み重ねの結果として少しずつ深まっていきます。
しかし、イライラしてしまう出来事自体はなくなりはしないので、その時々で穏やかに対処するしかありません。
自分なりの対処方法をいくつか用意しておくのがよいでしょう。
簡単に出来る対処法4つ紹介します。
呼吸で落ち着かせる
イライラに気付いたら、ゆっくり数を数えながら呼吸するとよいでしょう。
1、2、3とゆっくり数を数えながら息を吸い、1、2、3、4で息を吐いていくという呼吸法をしばらく続けていくと気持ちも落ち着いてきます。
イライラが激しい時には、歩きながらこの呼吸法をしてみるとさらに効果があります。
歩くことができなければ、空を見上げながらゆっくり呼吸してもよいでしょう。
ゆっくり行動する
仕事で焦ってイライラしている時にはミスを犯しやすいものです。
焦ってはいけないと思ってもイライラは簡単にはおさまってくれません。
こんな時には、ゆったりしている時にしている行動をあえてしてみるのも効果があります。
焦る心を抑えながらゆっくり歩いたり、行動してみると不思議ですが、心も落ち着いてきます。
気持ちのコントロールは難しくても、体の動きに影が従うように、行動をコントロールすると気持ちもそれに合ったものに変化してきます。
笑顔をつくる
自分では気付かなくても、イライラは表情に現れます。
そのつもりはなくても、不機嫌な表情になっているものです。
気付いたら早めに笑顔をつくることで心も落ち着いてきます。
口角をあげるだけでも効果があります。
また、笑顔をつくると、脳内に幸せホルモンが分泌されポジティブな気分になれるという報告もありイライラ解消には最適です。
先にあげた、「呼吸で落ち着かせる」と「ゆっくり行動する」時に、笑顔を組み合わせればさらに効果的です。
日頃の笑顔を意識できるように、鏡をみて笑顔チェックの習慣をつけるとよいでしょう。
その場から離れる
イライラしているその時の状況にもよりますが、可能であればその場から離れるのがよいでしょう。
相手がいる場合でもいない場合でも、場を変えることは磁場という雰囲気が変わるので、気分を変えるにはとても効果的です。
場を離れたついでに、ゆったりとティータイムをとるのもいいでしょう。
以上4点紹介しましたが、これ以外にも、自分なりの方法を用意しておくのがよいでしょう。
穏やかな心のイメージ
穏やかな心のイメージとはどういうものでしょうか。
穏やかな心の説明としては、ジェームズ・アレンが原因と結果の法則の本の中でとてもいい表現をしています。
穏やかな心は、真実の海の中・・・
水面から遠く離れた、
いかなる嵐の影響もおよばない
永遠の静寂のなか・・・に住んでいます。
穏やかな人には、明るくポジティブな人も、物静かな人もいるでしょう。
その人の性格によって表れ方は様々でしょうが、心の中にある穏やかさにはアレンが述べたような共通点があると思われます。
「いかなる嵐の影響もおよばない、永遠の静寂のなかに住んでいる」
こうした言葉をイメージするだけでも穏やかな気持ちになってくるので、時折思い浮かべてみるのもいいでしょう。
穏やかな心が人生を安定させる
心穏やかに過ごしていくためには環境も大切です。
しかし、望む結果が得られれば穏やかに過ごせるわけではありません。
イライラを抑えながら頑張って結果を得たとしても、イライラの積み重ねで得た結果はそれを維持していくにも不安の種は尽きないものです。
しかし、穏やかな心の積み重ねで得た結果は穏やかさの現れそのものです。
自己創造の原則どおりに穏やかな心も強化されていきます。
穏やかな心で対処する大切さを忘れないようにしたいものです。
穏やかな心の大切さのまとめ
穏やかな心が人生を安定させるということで、
- 心穏やかに過ごす意味
- 心を穏やかにする方法
- イライラ・焦りに対処する方法
- 穏やかな心のイメージ
- 穏やかな心が人生を安定させる
の解説をしてみました。
穏やかな心は日常生活の中で起きる「ちょっとしたイライラ」に対処していくうちに自然に築かれていくものであると感じられたのではないでしょうか。
穏やかな心になるために問題が与えられると思って日々を過ごせるようになれるといいですね。
参考になるものがあれば幸いです。
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