「言霊は効果なし」となってしまう原因とその対策とは
- ツイてる
- うれしい
- たのしい
- しあわせ
- ありがとう
などの、ポジティブな言葉を口ぐせにすると、言霊の効果で人生が好転するという報告は数多くされています。
しかし、何か月も唱え続けても言霊の効果を感じられない人がいるのも確かです。
この違いはどこに原因があるのか?
言霊というスピリチュアル的なものを、特別な力を持った魔法のようなものと考えず、私たちの思い、意識が言葉として表れているというところから、言霊の効果なしとなる原因に迫ってみたいと思います。
目次
言霊効果なしの状態とは
「ありがとう」の言葉を唱え続け、「ありがとう」と思える出来事がやってくれば、言霊の効果は感じられるでしょう。
そうは思えない言霊効果なしの状態とは、結果という出来事に囚われがちですが、ありがたいと思える心になっていないところが根本問題になります。
これは、「ありがとう」でなくても、「ツイてる」でもいいですが、自分は運がいいと思っている人は、何かにつけて「ツイてる」出来事がやってきます。
時には、他の人からみて「ツイてる」とは思えない出来事に対しても「ツイてる」と思える人であり、それが運のいいツイてる人なのです。
今の自分は心から「ツイてる」とは思えないけれども、「ツイてる人」になりたい。
言霊を唱え続けるのは、普段から「ツイてる」、自分は運がいい、「ありがたい」という思いを持てるようになるためのひとつの方法論なのだと考えるのがよいでしょう。
「言霊効果なし」となる原因
言霊の効果なしという人と、言霊の効果を感じている人とでは、どこかに違いがあるはずです。
同じ言葉を唱えているのだから、言葉自体の問題ではなく、言霊の効果をなくしてしまう何らかの原因があると考えられます。
「言霊の効果なし」となる大きな原因としては、自分では気づかないところで、言霊を否定しているところがあるのです。
言霊を否定している
ほとんどの人は、優しい言葉をかけられれば嬉しくなります。
しかし、優しい言葉をかけられても嬉しくないときもあるでしょう。
それは、どんなときかというと、言葉を受け取った人がその言葉を受け入れたくないときです。
仮に、言葉をかけた人が、口先だけの言葉を使っていたとしても、受け取り側が優しい言葉として受け取れば、優しい言霊としての効果が現れます。
これは、人からかけられた言葉だけでなく、自分で発した言葉であっても同じであり、「ありがとう」という言葉を唱えていても、「ありがとう」の思いを否定していれば、言霊の効果もなくなってしまいます。
ありがとうを否定しているものは何か、それが愚痴や不平不満というものであり、一日のなかで、感謝することがあっても、それ以外のところで不平不満を言っているとすれば、その人は自分では気づかないところで「ありがとう」を否定している人生を歩んでしまっているのです。
言霊効果をありにするには
言霊効果なしからありに変えるには、ポジティブな言葉を唱えることだけに意識を向けるのではなく、愚痴、不平不満などのネガティブな言葉を発しないようにすることです。
相手に非があれば、不平不満も言いたくなるでしょうが、不平不満の言葉も言霊の力として作用することを忘れてはなりません。
実際に不平不満を口に出さなくなるだけで、ポジティブな言霊を妨げるものがなくなり、言霊効果も感じられるようになってきます。
また、不平不満のつもりはなく、言霊を否定しているつもりもなくても、自己否定しているところには不満が存在しているので、言霊の効果がないだけでなく、唱え続けると苦しくなってくるケースもあります。
唱えてみて辛くなってくるならば、唱え続けられるポジティブな言葉から始めてみるのがよいでしょう。
「ツイてる」が難しいなら、「ありがとう」・「大丈夫」・「なんとかなる」でもよいので、自分に合った言葉を探し、唱える言霊を否定しないように注意することが大切になります。
さらに、
- 言霊をとにかく唱え続ける
- 言霊は余計なことは考えずに唱える
- 言霊効果を行動に移す
この3点が言霊効果なしの場合に有効な行動になります。
言霊をとにかく唱え続ける
言霊の効果を実感している人は、長期にわたり言霊を唱え続けている人たちです。
少し唱えてみて効果などないと言うのは、すぐに効果が得られないことに対する不満でしかありません。
効果を出している人は、言霊どおりの人生を歩もうと決意し、自分を励まし、人生を共にする言葉として唱えていこうという気持ちを持っています。
例えば「ありがとう」という言葉。
「ありがとう」と唱え続ければありがたいことがやってくるなら唱えてみようと思っている人と、「ありがとう」という言葉とともに歩める人生はとても素晴らしい!と思っている人との差のようなものがあるのです。
自分では心の奥底でどう思っているのか分からないところがありますが、唱え続けていくうちに明らかになってきます。
結果だけを求めても効果も期待できないのは、思っていることが言葉として現れ、それが行動となり、結果が現れるという法則のもとに私たちは生きているからです。
言葉によっては10分もあれば唱えられるので、初めは、一日1000回、3ヵ月くらい続けてみて、効果を確認してみるのがよいでしょう。
言霊は余計なことは考えずに唱える
言葉とは不思議なもので、唱え続けているうちに言葉通りの自分になっていくところがあります。
「ありがう」と毎日唱え続けていれば、ありがたくなってくるのです。
あれこれ考えて唱え続けられなくならないように、余計なことは考えずに、お題目のように唱えるのがよいでしょう。
いつしか、座禅でいうところの「無」の境地になれる時が訪れ、ありがたい世界と繋がる感じを受ける時がくるはずです。
こうした「ありがたいと思える瞬間」を積み重ねていくうちに、それが実績となり、ありがたいという思いも強くなっていくのです。
ありがたいから「ありがとう」という言葉が出てくる。
そう思えるまで唱え続けられるかにかかっています。
言霊効果を行動に移す
言霊効果を行動に移すとは、「ありがとう」の言葉でいうと、「ありがとう」と思える出来事がやってきたら、自分が喜ぶだけで満足するのではなく、喜びを誰かにおすそ分けすることです。
誰かに優しくされて嬉しかったとしても、自分だけの喜びとして満足しているだけでは、喜びはそこで止まってしまいます。
優しくされるのは嬉しいから、自分も人に優しくしようと思い行動に移すことで優しさは広がっていくのです。
さらには、積極的に感謝される行動をとってみるのがよいでしょう。
人からありがとうと感謝されることは自分の自信にもなり、さらに「ありがたい」人生を歩めるようになっていきます。
言葉を唱える以外には何も行動することなく、言霊効果なしとしているのはもったいない話です。
行動に移したくなるまでに唱え続ければ、言霊の効果も実感できるでしょう。
まとめ
言霊の効果なしとなってしまうのは、言霊を否定しているところに原因があり、言霊を効果あるものにするためには、余計なことは考えずにとにかく唱え続けてみる。
さらに、言葉だけでなく、積極的な行動も大切であるという話をしてきました。
参考になるところがあれば、試してみて下さい。
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