人生に疲れたあなたを癒す・小さな灯りをともし希望を見出す方法

日常生活を送っていれば、誰もが疲れたと感じることはあります。

のんびり過ごすことで回復し、またやる気が出てくるのならば問題はないのですが、疲れが慢性化し、人生に疲れたと感じるところまできているならば、今までの生活のもとになっている考え方を変える必要があるでしょう。

変える考え方とは何であるかというと、私は、希望の持ち方に問題があるのではないかと思っています。

人生に疲れてしまっている時は希望を見失いかけている時であり、
それは、希望を支える灯りが少ないほどに見失いやすいものです。

この記事では、日常生活で無駄に疲れない方法と、疲れに負けない希望の持ち方を紹介してまいります。

人生に疲れたと感じる時

人生に疲れたと感じるのはどのような時でしょうか。

代表的なものとしては

  • 仕事に疲れた
  • 対人関係に疲れた
  • 人生の目的が分からず疲れた

などがあります。

仕事に疲れた

仕事の疲れは、働きすぎによる体力的な疲れと、思うように進まない精神的な疲れの2種類があります。

いずれも、体力があるうちは気力で支えられるのですが、オーバーワークからくる疲れは短期的にしか耐えられません。

疲れをとる対症療法として、

  • 休息、
  • 気分転換、
  • 運動、
  • 旅行、
  • 音楽・映画
  • おいしいものを食べる

などは疲労回復に効果を発揮してくれますが、対症療法で疲労を回復させても、日常生活ですぐに疲れてしまうという繰り返をしていては、人生に疲れてしまうのも無理はないでしょう。

人間関係に疲れた

人生の悩みの多くは人間関係と言われているように、人間関係が原因で人生に疲れてしまう人は多くいるでしょう。

会社では仕事が第一なので、必要以上に仲良くする必要はなくても、人間関係がよくないと業務に支障がでることもあります。

仕事自体は好きであっても、人間関係の苦痛から転職される人も多くいるのが現状です。

仕事以外でも、家族、近所等、苦手であっても関わらなければならないとなると、気が重くなり、人生に疲れてしまう大きな要因になっています。

人生の目的が分からず疲れた

生きるために働くのか、働くために生きるのかという問いかけがありますが、いずれにしても私たちが生活していくには努力が必要です。

何らかの目的があれば努力も苦にならないのですが、何の目的もなく、退屈な毎日を繰り返していくのはとても苦痛なものです。

また、目標はあるとしても、売上目標を達成することばかりの仕事をし続けていると、ふと何のために生きているのか分からなくなり、これも人生に疲れてしまう原因になります。

人生に疲れた時の対処法

人生に疲れたと感じる原因はさまざまであっても、いずれも生きていくエネルギーが弱っている時であり、バッテリーの容量が少なくなっている状態といえます。

ですから、

まずは休養してエネルギーを蓄える

それから

今までと違う行動でエネルギー消費を抑える

そして、

人生に希望を取り戻す

という流れになります。

習慣が変われば、人格も変わり、それに伴ない環境も変わり、疲れる人生から希望ある人生に変わっていく。

これが引き寄せの法則と言われているものであり、心に応じた世界が展開されていくのです。

休養してエネルギーを蓄える  

私たちは休養することによって疲労を回復させることができ、疲労が回復し元気になると、それに伴い考え方も前向きになってきます。

疲れていても一晩寝て、朝体力が回復すれば「今日も頑張ろう」と思えるのもエネルギーが満ちているお陰です。

しかし、

  • 朝起きるのがつらい
  • 体がだるく、やる気が出ない
  • ぼっーとしてしまう
  • いつも眠たい
  • 集中力がない

などの症状が続くようならば、充電が間に合わないほどに消費されているのでここを改善する必要が出てきます。

今までと違う行動でエネルギー消費を抑える

疲れは慢性化させないことが大切です。

休息して疲れを回復させても、今までと同じ生活をしていてはすぐに疲れてしまい、この繰り返しを続けていくと、疲れは慢性化してしまいます。

疲れが慢性化してエネルギー不足なのに、それ以上の活動をしようとするところに無理があります。

収入以上のお金を使いすぎれば生活が苦しくなるのと同じように、浪費があれば、それを減らす必要があるのです。

人生に疲れる大きな要因となる仕事のやり方と対人関係の取り組み方を変え、エネルギー消費を抑えることで疲れを大幅に減らすことが可能になります。

疲れにくい仕事の仕方

疲れない仕事の仕方として大切なことは、仕事に支配されずに仕事を自分の支配下においてしまうことです。

別な言葉で言うと、

やらされてる仕事は疲れる。

自らしている仕事は疲れにくい。

これなら良く分かるのではないでしょうか。

しかし、好きな仕事をしているわけではないから、それは無理だと思われる人もいるかもしれませんが、好きな仕事であっても、忙しくて「~しなければならない」という思いで対応している時は、仕事に支配されている状態であり、とても疲れるものです。

与えられている仕事を支配するとは、

例えば

自分で優先順位をつけて仕事の段取りをつける。

作業を始め時に、「今から~する」と意思表示して取り組むのです。

  • 今から見積書をつくる。
  • 今から机の上を整理する。
  • 納品に行こうと思っていたが、急ぎの注文が入ったのでこちらを優先させよう。

というような感じです。

仮に、「ねばならない」としても、「ねばならないならやってしまおう」と、自分が行動を起こす時に「~する」という意思表示することで、疲れ具合は大幅に改善されます。

続けていくうちに、「次はなにをやろうか?」と積極的に取り組んでいる自分になっているでしょう。

疲れにくい人間関係の取り組み方

人間関係に疲れる大きな要因は今の身近な環境にあります。

身近なところで、合わない人、または苦手な人との関わりが多いほどに疲れてしまうのものです。

人間関係の悩みでは、自分を被害者にしないことが大切です。

なかには非常識な人もいて、距離をとるしかない時もありますが、基本的には、

「あの人が~だから・・・」とか

「私は~だから・・・」という被害者的判断はしないほうがよいでしょう。

このような、自分は被害を受けているという考えは、相手が悪いと決めつけていることにもなってしまいます。

言葉に出さなくても、その気持ちは相手に伝わっているものです。

人間関係の悩みの解決で一番重要なのは、自分の人生を充実させ、楽しい人生を送ることです。

自分自身にある程度の自信をつけなければ、人間関係に自信をもつことは難しいところがあります。

自分に自信がつけば、他の人の言動も気にならなくなってきて、自然に人間関係の悩みも解消していくところがあるのです。

自分に自信をつけるなど出来ないと思っている人もいるかもしれませんが、簡単に出来る方法もあります。

それが、人生に希望を取り戻すことで自信がついてくるという方法です。

疲れた人生に希望を取り戻す

人生に疲れた時というのは、先が見えず、希望を見失っている時ですが、疲れたのは頑張ってきたからであり、その頑張りが通用しなかった失望でもあるでしょう。

それは、頑張りかたが間違っていたわけではなく、希望が失望に変わらない方法を持っていなかったと言ってもよいでしょう。

希望を見失うのは、大きな1つの夢、目標を追い求めるところから無理が生じてくることを知る必要があります。

「私は多くは望んでいない」と言われるかもしれませんが、ささやかな夢であっても、「これさえあれば・・・」というものは自分の夢のなかで占めるウェイトが高く、大きなものであるのです

未来が見えず希望が持てない時、それは、身近にある小さな喜びを見失っている時でもあります。

私たちは、希望があればやる気も出るのにと思い、これさえあればという大きな希望を見出そうとしているところがあるのではないでしょうか。

しかし、実際は、身近にある小さな灯りがたくさん集まって、未来が明るく見え、希望が持てるようになっていることを忘れているのです。

単調な毎日の連続が、与えられている生活を当たり前のものにしてしまい、ありがたさを忘れてしまうのでしょう。

感謝と希望には相関関係があり、感謝出来ている時は未来が明るく感じられ、未来が明るく感じられると、身近のものに感謝できるというところがあるのです。

自ら灯りをともす方法

明るい毎日を過ごすために、希望を持てといわれますが、希望を描こうとしても簡単に描けないのが現状でしょう。

希望を描くには、小さな灯りを自らともす行為を積み重ねていく必要があります。

しかし、その方法は自分に出来るところから始められるという、とても簡単なものです。

例えば、

  • 私は笑顔を作ることができる。
  • 私は胸を張って歩くことができる。
  • 私は「おはよう!」と挨拶できる。
  • 私はお店の人に「ありがとう!」と言うことができる。
  • 私は天に向かって両手を広げることができる。
  • 私は大好きな人の顔を思い浮かべることができる。

このように、小さな灯りをともす簡単に出来る行動をしていくのです。

そうして、出来ることが増えていくにしたがって、出来ることの難易度もあがっていくようになり、

いつしか、

  • 出会う人の幸せを願うことができる。
  • 自分に「頑張ってるね!」と声をかけることができる。

というようになってくるのです。

とても小さな灯りですが、こうした小さな灯りを数多くともしていくからこそ、多少の出来事では簡単に消えない灯りとなり、希望を支えてくれるのです。

まとめ

人生に疲れた時とはどういう状態なのか。

そして、それにどう対処していけばいいのか。

結論としては、小さな灯りを日常生活のなかでともしていく作業を続けていくことが一番の対応策となります。

この小さな灯りをともす作業はとても楽しいものです。
それは宝を探す作業でもあるからでしょう。

あなたの心に小さな灯りが沢山ともりますように。

関連記事