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恨みが消えない時にはスピリチュアル的な対処方法が必要になる

恨みがなかなか消えないのは、恨みが強烈なエネルギーだからです。

強烈な感情エネルギーであるがゆえに、善いか悪いかという考えで抑え込もうとしても無理があり、スピリチュアル的な観点が必要になってきます。

スピリチュアル的な観点というのは、スピリチュアル的なものの見方をする必要があるということです。

スピリチュアル的な考えを納得できるかどうかは各人の問題ですが、道徳的な考えだけでは解決できない問題であるのは確かなことだと思います。

考え方としてはとても単純なものだと思うので、参考にしてみてください。

恨みが消えない

恨みは、「誰かにされた行為が許せない」という思いを持ち続けることで生まれてきます。

「許せない行為」というのは大きく分けて

  • 客観的にみてひどいと思われるもの
  • 期待しすぎて裏切られたと感じるもの

があります。

期待しすぎて裏切られたと感じるケースには「甘え」もあるかもしれませんが、期待させた方にも何らかの問題がある場合も多くあります。

いずれにしても、許せなくなるほどに感じる恨みの奥には自分にとって「許せないという正しさ」が大きく関わっているのは間違いありません。

人を恨むとスピリチュアル的にはどうなる

あなたが人を恨むと、恨みのエネルギーが発生します。

エネルギーは、そのエネルギー特有の周波数をもっていて、同じ周波数同士は通じ合うという性質があります。

ラジオの周波数を合わせると同じ周波数の放送が受信できるように、恨みのエネルギーは恨みの世界と繋がってしまうのです。

恨みの世界とは何かといえば、地獄の世界ということになります。

恨みを持ち続けると苦しくなるのは、地獄の世界と繋がっているからです。

自分の心の波長が地獄的であるうちは、地獄の世界から離れることはできなくなります。

恨みが消えない原因

恨みが消えない原因は単純に言えば、心のなかにある「恨む思い」を手放せないということになるので、結局のところどうやって手放すかという方法論のところが問題になってくるのです。

一般的には恨む相手に対して何らかの復讐をして、恨みを晴らしたいと思う気持ちが出てきやすいのですが、復讐することは良心に反すると感じている人が多いのではないでしょうか。

自分が復讐しなくても、ひどいことをした人には必ず因果応報の裁きがあるから、自分が手を下す必要などないという考えもありますが、そうであるならば、自分にやってきた許せない出来事も因果応報の結果ということになってしまうので、スッキリしないところがあるかもしれません。

もし仮に、あなたが困ってどうしようもなくなった時に、恨んでいる相手が助けてくれたとするならばどうでしょう。

相手のした過去の出来事を許すことが出来るようになるかもしれません。

本当はとてもいい人であった。
恨むところには誤解もあったかもしれないと思えるようになるかもしれませんが、そう思えるようになったのは、悪いところよりも善いところの方が上回っていると思えるからです。

短所があっても付き合えるのは、それ以上の長所があるからというようなものですが、実際は恨んでいる相手にそれを望むのは夢物語になるでしょう。

相手をどうやって許すかという問題は、善いか悪いかという判断だけでは必ずしも善いところばかり見えるはずもないので、善悪の判断だけでは難しいところがあるのです。

恨みが消えない時のスピリチュアルメッセージとは

スピリチュアル的な観点では、人生に無駄なことは何もなく、全ては、自分の成長のための学びの材料であるといわれています。

成功の裏には多くの失敗があるように、失敗を通して成長していくという見方をすることで失敗が悪ではなくなるのです。

  • この出来事は何を気づかせようとしているのか。
  • 辛い経験を通して何を学べと言われているのか。

このような観点で見ていくと、そこには善悪では判断できない出来事があることが分かってきます。

善悪だけで出来事を捉えていては、相手を許すことは自分に非があることを認めることになってしまうと感じてしまうところもあり、一方的な出来事であると思っている出来事に対してはスッキリしないところがあるでしょう。

因果応報、原因と結果の法則、引き寄せの法則等を納得できない人もいるかもしれませんが、これらの法則が罰を与えるためでなく、全ての人が成長していくためにあると考えることで、相手を許せるだけでなく、過ちを犯した自分をも許すことができるのです。

過ちを犯したことがない人などなく、誰もが多少なりとも罪悪感をもっているものですが、そんな自分も許される経験を通して許しを学んでいるところに目を向ける必要があるでしょう。

恨みを引き寄せない

恨みの念は、もともと持っているわけではなく、何らかのきっかけとなる出来事があり、その出来事を引き寄せるには、それなりの理由があったはずです。

人にされた不愉快な行為も一過性のものであったり、些細な出来事であればすぐに忘れてしまうものですが、積み重ねられてある程度大きくなると、心のなかに恨みという毒が溜まっていきます。

この恨みという毒を解放させる手段として、恨みを感じるような出来事を引き寄せて、心の中にある恨みに気づかせ解放させようとするのです。

何らかの方法で恨みが解放されたとしても、些細なことで不愉快な思いを積み重ねていく傾向があれば、いずれまた何らかの形で恨むような出来事を引き寄せてしまうと考えたほうがよいでしょう。

ですから、恨みの感情は一過性で消し去ればよいものではなく、恨みを引き寄せない心を作っていく必要があるのです。

恨みを消す方法

人を恨む人生は地獄的であり、逆に許す人生は天国的です。

どういう人生を送りたいのかを考えて、恨む人生から離れるように努めることが大切になります。

相手が悪いからといって、相手を裁き自分の心が地獄的なものになってもよいのでしょうか?

理不尽に思えるかもしれませんが、天国的な人は、単に恵まれているから天国的に考えられるわけではありません。

天国的でいられるだけの力を自らの努力で作ってきたところがあるのです。

それは、「天国的でありたいという願いを実践してきた」からにほかなりません。

私たちは、努力しなければ足らないところに目がいくようになっているので、天国的な人は、意識してありがたいところに目を向ける習慣をつけ、ポジティブな面を見ていこうと心がけてきた人達ばかりです。

恨みを消すには、天国的であろうと心がけることから始まります。

具体的には、

  • 恨みの世界から離れる
  • 恨みには天国言葉で戦う
  • 感謝の習慣をつくる
  • 天国的な本を読む

という方法があります。

恨みの世界から離れる

恨み心が出てきた時には、まず心を落ち着けることが第一になるので、恨み心に翻弄されないために、恨んでいる自分の存在に気づく必要があります。

それには、「感情はあなたの反応であって、あなた自身ではない」という事実を知っていることが力になります。

これが第三者の立場でみる力になり、感情に翻弄されなくなる第一の方法になるのです。

現実問題として目の前に恨んでいる相手がいる場合には、できる限り関わらないように努め、離れられるものなら離れてしまうのがよいでしょう。

その間は呼吸を整えながら、自分の感情と自分は別物であると意識してみるのです。

自分のなかに波立つ感情とそれを押さえようとしている自分がいるならば、感情は自分自身ではないと考えられるようになってきます。

とにかく、感情に翻弄されないようにするのが第一です。

恨みには天国言葉で戦う

恨みは地獄的なマイナスのエネルギーです。

マイナスのエネルギーと戦うにはプラスのエネルギーを持ってくる必要があります。

この戦いは、恨みとの戦いではなく、恨み心を正当化しようとしている自分の弱き心との戦いです。

しかし、弱き心と戦うのは、弱き心をダメな奴として否定するのではなく、弱き心を励まし勇気を与えるという戦いです。

弱き心に寄り添い、共に歩んでいく必要があります。

弱き心を励まし、力を与えるためにも、プラスのエネルギーを持った天国言葉を唱えていくのです。

不安に思っている弱き心に対して

  • 今までよく頑張ってきたね。
  • 今まで気づかなくてごめんね。
  • 今まで応援してあげられなくてごめんね。
  • 大丈夫だよ、なんとかなるよ。

などと声をかけてあげましょう。

また、普段から、

  • ついてる
  • 嬉しい
  • 楽しい
  • ありがとう

などの天国言葉を唱え続ける習慣をつけておくと、恨む気持ちが出てきても、すぐに言葉により意識を変えられるようになってきます。

感謝の習慣をつくる

恨む気持ちが溜まっていくには、それなりの理由があるはずであり、その原因としてあげられるのは、日常生活のなかでの不平不満であると考えられます。

実際のところ、天国言葉を習慣にしている人であっても、その裏で不平不満を口にしていると、せっかくの天国言葉を台無しにしてしまうのです。

天国言葉の力を発揮させるためにも、不平不満を減らしていく習慣をつける必要があります。

それには、不平不満の反対である感謝する習慣を作っていくのがよいでしょう。

感謝は当たり前の生活のなかでは、すぐに忘れ去られてしまうものなので、習慣化させるには毎日感謝の時間をつくる必要があります。

一日の終わりに、その日の感謝できることをノートに書いていくという、感謝ノートを書く習慣から始めてみるのがよいでしょう。

出来れば毎日10個くらいを目標にして、書けなければ1個でも構わないので、毎日続ける習慣をつけると、日常生活のなかでも、今まで見過していた「ありがたい出来事」に気づけるようになってきます。

こうした習慣が不平不満を自然に減らしていく結果となっていくのです。

天国的な本を読む

天国言葉や感謝の習慣はプラスのエネルギーを発する力を養い、自家発電できる自分を創り出すものです。

自家発電の力を強めると共にプラスのエネルギーを取り入れるようにすればさらに効果があがるでしょう。

簡単にできる方法は、天国的な本を読むことです。

難しい本を読んで理論を学ぶのも良いですが、元気のない時には、さらっと読めて読むだけで元気が出てくる本を読むのがよいでしょう。

元気のない時にエネルギーが充電されていくように感じられるはずです。

お勧めとしては、斉藤一人さんや小林正観さんなどの本は即効性があるように感じられますが、本だけでなく音楽や映画でもよいので、自分にとって元気になるものを見つけておくのがよいでしょう。

また、充電するだけでなく、放電されてしまうような暗いニュースは見ないようにするのも大切になります。

 人を恨み続けるとどうなる

恨む気持ちは地獄的な心です。

ですから、恨む気持ちを持ち続けるほどに地獄の世界に馴染んでしまい抜け出すのが難しくなってしまいます。

どう考えても許せないというところには、正義感もあるかもしれませんが、正義は悪を滅ぼすだけでは恨みを買うだけになる可能性が高いので、許しというものがどうしても必要になってくるのだと思います。

自分の正義にこだわり過ぎるのも執着であり、仏教では執着は苦しみを生む原因とされています。

苦しむほどにこだわるところには、何か理由があるはずです。

いずれにしても、地獄的な心で生きていくのは辛いし、心が暗くなってしまえば、病気になる可能性も高まってしまいます。

誰もが明るく生きていきたいという願いを持っていて、その願いは人に左右されるものではなく、自分の心次第で可能になることを忘れないようにしたいものです。

まとめ

恨み心は小さな不平不満の積み重ねからつくられていきます。

恨みがなかなか消せないのは、積み重ねられてきた結果だからです。

しかし、無意識のうちに積み重ねてきたものであるなら、意識して取り除いていけば、思っているよりも簡単に取り除けるはずです。

恨みが消えないスピリチュアルメッセージの説明と恨みを取り除く方法として

  • 恨みの世界から離れる
  • 恨みには天国言葉で戦う
  • 感謝の習慣をつくる
  • 天国的な本を読む

という方法を上げてみました。

簡単に言うと、恨みと縁がない生き方をしていくということになります。

参考になるところがあれば、試してみてください。

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