人の幸せを願うと引き寄せ効果によって自分も幸せになれる!

人の幸せを願える人は幸せな人です。

しかし、幸せであるから人の幸せを願うことが出来るのではなく、人の幸せを願うことが出来る人であるから幸せでいられるところがあるのです

この記事では、「なぜ他人の幸せを願うと幸せになれるのか」を解説をしています。

きっと、人の幸せを願いたくなってくるのではないかと思っています。

人の幸せを願う人は幸せになれる

人の幸せを願うと、自分も幸せになれるという話があります。

アイオワ州立大学の研究チームの実験では、自己愛が強い人でも、協調性のある人でも同じく、すれ違う人の幸せを願うだけで幸福観が高まったという結果がでています。

また、銀座まるかん創業者の斉藤一人さんも「他人の幸せを願うと自分も幸せになるよ」と言われていて、人と出会ったら、「この人に、すべての良きことが雪崩のごとく起きます」と心の中で言うことを実践している人も多いようです。

人の幸せを願えるのが幸せなのは、人の幸せを願えない人、または、人の幸せを願えない時とはどういう状態であるかを考えればよくわかります。

人の幸せを願えない人

人の幸せを願えない人というのは、自分のことで精一杯になっている人です。

疲れたりして元気がなくなれば、一時的に人のことを考える余裕もなくなりますが、いつも自分のことしか考えていない自己中に生きている人であれば、人の幸せを願うことは難しくなってしまうでしょう。

人の幸せを願えなくなるのは、他の人への関心が薄れているからです。

これは、心の世界では、人との繋がりが無くなることを意味しています。

他の人との関わりは、お互いを結び付ける力によってなされます。

それを愛といってもよいでしょうが、まさしく人の幸せを願うことでなされているのです。

また、関心はあるとしても、ケチをつけたり否定する行為であるならば、それは、お互いの関係を断ち切るものであるので、お互いを結び付けるものにはなりません。

このように、人の幸せを願えなくなると、他の人とのつながりが少なくなり、孤独な世界に入っていくことになります。

人は1人では生きていけないとよくいわれていますが、これは、別な言葉では、人は1人では幸せになれないということでもあるでしょう。

人の幸せを願う効果

人の幸せを願う効果の代表的なものは、

  • 幸せになれる
  • 悩みから解放される
  • 幸せが広がっていく

の3つがあります。

幸せになれる

人の幸せを願うと幸せになれる理由は、「幸せとは心の状態である」と考えれば分かりやすいでしょう。

自分のことであろうが、人のことであろうが、幸せは心の中がどのような想いで満たされているのかにかかっていて、幸せな想いで心が満たされていればその人は幸せな人です。

人はともすれば自分の幸せばかりを考えがちになりますが、自分のことばかり考えていては幸せになれないところがあります。

それは、「人に迷惑をかけてなければよいではないか」という幸せは、実は人の評価をとても気にしているところがあり、その心の状態が幸せであるかどうかは分かりません。

自分の幸せばかりを願いがちになるからこそ、他人の幸せを願うことが大切になり、その想いが純粋になるほどに人の評価が気にならなくなってくるのです。

幸せとは心の状態です。

結果を得る幸せもありますが、人の評価に左右されない穏やかな気持ちでいられる幸せは、何ものにも代えがたいものがあります。

悩みから解放される

自分の悩みから解放されるというのも、他人の幸せを願う大きな効果として挙げられます。

自分自身の悩みと格闘しているうちは、意識が自分の内にあるので、悩みの世界から出られません。

心のベクトル(意識の向き)を外に向けることで悩みの世界から抜け出せるようになります。

自分の意思で自分の意識を外に向ける。それも、良き思いに向ける必要があり、そのためには、他人の幸せを願うことがとても有効な方法になるのです。

幸せが広がっていく

他人の幸せを願える人は、人の幸せのなかに自分の喜びを見いだせる人です。

すべての人ではなくても、より多くの人の中に喜びの種を見いだすほどに自分の幸せな世界も広がっていきます。

他の人にケチをつける人ばかりになれば、世の中は暗くなってしまいますが、他の人の幸せを願える人が増えるほどに社会も明るくなってくるのは明らかです。

人の幸せを願うから幸せが引き寄せられる

人の幸せを願える人は、幸せな人であるのは間違いありませんが、今が幸せだから、人の幸せが願えるというわけではありません。

原因と結果の法則的には、人の幸せを願うことが出来るから幸せが引き寄せられてくるのです。

今が不幸であるから、人の幸せは願えないというなら、幸せになることはできません。

今が不幸なのか幸せなのかは関係なく、人の幸せを願える人になりたいと思えるかどうかにかかっています。

心の中に幸せの種を蒔く行為を続けていけば、いずれは幸せの種は花を咲かせるでしょう。

これが原因と結果の法則であり、引き寄せの法則なのです。

人を幸せを願う祈りの言葉

私たちは、自分の幸せを願う時に祈りの言葉を捧げますが、同じように他人の幸せを願う時にも祈りの言葉を捧げることになります。

「この人が幸せでありますように」
「この人に神のご加護がありますように」
「この人に全ての幸福が降り注ぎますように」

など、祈りを捧げるほどに純粋な気持ちになれるような言葉を用意しておくのがよいでしょう。

人の幸せを純粋に祈るほどに心は豊かになり幸福感も高まります。

純粋な祈りは愛そのものです。

純粋な祈りを捧げているとき、私たちは愛とともにあり、愛と一体になっているので、他人の幸せを祈れることに喜びを感じることもあるでしょう。

自分の願いを祈るときには、願いに執着が入りやすいものですが、他人の幸せを願うところには執着が入る余地は少なく、祈りが純粋なものになりやすいという特徴があるのです。

自分にとって、しっくりくるシンプルな祈りの言葉を考えておくのがよいでしょう。

幸せを願うことのスピリチュアル的視点

思考は現実化するとスピリチュアル的には考えられています。
これは、願いも現実化しているということになり、願い通りの現実が実現していると考えてもよいでしょう。

思考が現実化しているとしても、思うようにならないのは、自分が何を願っているか分からないところがあるからだと考えられます。

意識には、顕在意識と潜在意識があると言われていますが、実際のところ自分が何を思っているか全て把握できるはずもなく、気づかぬところで不幸を願ってしまっていると思っていたほうがよいでしょう。

幸せになるために他人の幸せを願う

気づかないところで様々な願いをしていて今の現実があるなら、意識して他人の幸せを願うことで、全体の願いの内容は少しづつ良くなっていくはずです。

執着という欲の入りにくい他人の幸せを意識して願う習慣を作っていく大切さがここにあるのです。

他の人の幸せを願うと自分も幸せになれると知り、自分が幸せになるためであっても、他人の幸せを願い続けていけば、時折、そこに喜びを見いだせるようになってきます。

冒頭で、人の幸せを願うことが出来る人であるから幸せでいられるところがあるという話をしましたが、実践してみれば、人の幸せを願える幸せに気づけるはずです。

まとめ

人の幸せを願うと幸せになれる理由は、心の中が幸せな状態であるからに他なりません。

幸せを願えること自体がとても幸せなことなのです。

人の幸せを願えるから幸せになっていると分かれば、人の幸せを願いたくなるのではないかと思います。

参考になるところがあれば幸いです。

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