「人生が楽しい人と楽しくない人」その違いと楽しい人生を送る方法
人生が楽しい人と楽しくない人との差は何かは、様々なアンケート結果を見れば、傾向としての差は明らかになります。
しかし、その傾向をどう変えていくか、そこが上手くいかないところでしょう。
この記事では、人生を楽しめる人と楽しめない人の考え方の違いと、人生を楽しく感じられるようになる方法として、人生を楽しむ感性の磨き方をまとめてみました。
目次
人生を楽しんでいる人と楽しめない人の違い
人生を楽しめる人は、今を楽しもうとしていて、その結果として面倒な出来事の中にも楽しみを見出せるようになってきたのは間違いありません。
楽しいことがないから楽しくないという考え方になっていると、楽しいことが来るのを待っているという受け身の人生になってしまいます。
人生を楽しんでいる人は、多くの人が面白くないと思っている出来事の中に積極的に楽しみを見出してきた人ばかりです。
そうした態度が人生を楽しいものにしているのです。
逆に、楽しみがないと言っている人が、人生を楽しんでいる人の生活をしたとしても、おそらくは楽しみを見つけることはできないでしょう。
環境が楽しさを与えてくれるのではなく、今の環境の中から楽しさを見つけていくしかありません。
楽しさは与えられるものと思っているのか、自分で見つけようとしているかの違いでもあります。
楽しい人生にするために必要な価値観
どのように生きるかは、各人の自由に任されています。
人生を楽しむのも
つまらなくするのも
環境に不満を言うのも
環境に感謝するのも
誰かが強制しているわけではありません。
自分の持っている価値観によって左右されているはずです。
人生が楽しくないというのは、実は、楽しみたいという思いを妨げている何らかの価値観が働いていると考えてよいでしょう。
楽しみたい気持を妨げているもの
楽しみたい気持ちを妨げているものとしては
- 罪悪感
- 劣等感
- 自分の気持ちを抑えてきた
などがあります。
罪の意識が強いと、自分が楽しむことが許せなくなってしまいます。
劣等感が強いと、こんなことで楽しんでいるようでは、つまらない人間だと勝手に考えてしまう場合があります。
自分の気持ちを抑えるようになったのは、親の意見や、世間の価値観に合わせているうちに、いつしか受け身の人生になってしまったから。
また、人生は修行であるというような価値観により、楽しみから離れてしまう人もいるでしょう。
いずれにしても、本当の自分の気持ちを無視してきて、自分の気持ちが分からない状態になっているといえます。
人生の楽しみ方
人生は楽しいものです。
もちろん辛い出来事も数多くありますが、人生は様々な出来事を通して成長していくところに喜びがあり、その全てでドラマが出来上がっているのです。
何もかもが上手くいき、楽しいだけではドラマになりません。
時には悩み、傷つき、希望を見失いそうになっても、未来を信じ希望を見出していくところに素晴らしいドラマが生まれるのではないでしょうか。
誰もが、自分の人生のドラマを毎日演じているのです。
脚本家は自分自身なので、自分の自由にすればよいのですが、条件として、「与えられた環境のなかで、最高のものを創る」というところがあります。
これが、他の人と比べられない個性が貴重なものである根拠になっているのです。
ひとつのドラマが終われば、また次のドラマが始まります。
ドラマの時々でどう感じていようが、ドラマ自体は本来楽しいものであるように、人生は楽しいものだと捉えていたほうがよいでしょう。
上手くいかないことがあっても、前回のドラマはひどかったと笑い飛ばして、次回は少しは良くしようと考えていけば、人生は楽しくなってくるのではないでしょうか。
楽しいことランキングから分かること
統計分析研究所の調査で、(詳しくは、人生に関するアンケート調査にて)
今、人生を楽しんでいるかを聞いたところ、
- 「人生を楽しんでいる(非常に・ややの合計)」は34%、
- 「普通」は34.7%、
- 「楽しんでいない(あまり・全くの合計)」は31.3%
というように、ほぼ同じような割合になったようです。
楽しいと思うことは何かという質問では(複数回答OK)では、
- 「趣味・娯楽・買い物」44.7%、
- 「家族と過ごしているとき」38%、
- 「食事・外食」36.7%
がベスト3であり、
また、現在ストレスとなっているものはありますかという質問では(複数回答OK)では、
- 「金銭面」42%、
- 「仕事内容・労働環境」32%、
- 「職場の人間関係」30.3%
が上位に上がっています。
楽しいと思うこと、ストレスとなっているもの、それぞれ複数回答OKであり、これらの結果から、
- 楽しいと思えることが多いほど、人生を楽しんでいる。
- ストレスとなっているものが多いほど、人生は楽しめていない。
という分かりやすい結果が導き出されていて、仕事の意欲度に対する質問では、ストレスの大きな要因である仕事に対する意欲度が高いほど、人生を楽しんでいるという結果も出ています。
また、niftyのアンケート調査では、
過去「人生が楽しかった、輝いていた」と思った要因は何かという質問では(男女の平均)
- 「仕事(やりがい、出世など)」28%
- 「趣味」16.5%
であり、
趣味以上に人生の楽しみに仕事が関わっていることがわかります。
仕事を楽しむ
仕事に対する意欲度のある、なしの調査では、意欲度のある人は約64%の人が人生を楽しんでいて、意欲度のない人の約77%が人生を楽しんでいないという結果があります。
自分の好きな仕事、やりたい仕事に就いていれば楽しく仕事もできると思っていても、自分が何をしたいのか分からないという人が多いのも確かです。
そこで、何か興味が持てるものはないかと探しても、なかなか見つからず何年も過ぎているのではないでしょうか。
今の仕事の中に楽しみを見出す
好きな仕事に就いている人、楽しんで仕事をしている人は、今の仕事に就く前から、生活の中に楽しみを見出してきた人達であり、これは、楽しいかどうかを環境のせいにしていないということです。
環境のせいにするとは、
- 好きな仕事でないから楽しめない
- つまらない仕事だから楽しくない
- 生活のために仕方なく働いているから楽しくない
などというのが典型的なものでしょう。
どんな仕事にも面白くないところはあるけれども、そのなかに楽しみを見出してきた人が、やりたい仕事を見つけたり、好きな仕事に就けるようになっているのです。
楽しい人生にするには
仕事の中に楽しみを見出せるようになると、ストレスも減りプライベートの時間も楽しめるようになってきます。
人生が楽しくなってくると、金銭面の不安も薄れていきます。
それは、お金さえあれば人生は楽しくなるという考えが薄れていくからです。
仕事を楽しくするには、まずは仕事に対しての不満は言わないと決めることが大切になります。
仕事内容のみならず、共に働く人達への不満も言わないと決めるのです。
不満を言わないようにするだけで、仕事のなかの良い面に気付くようになってきます。
「楽しい!!」という感性を磨く
人生が楽しくないというのは、楽しみたいという思いを妨げている何らかの価値観が働いているという話はしましたが、その結果として楽しむという感性が鈍くなっているといえます。
これは、価値観が感性に影響していると言えますが、価値観を変えて楽しくなるよりも、感性を豊かにするほうが簡単に楽しさに気付けるようになります。
楽しさを見出せない時に無理に楽しさを感じようとしても無理があります。
まずは、不満というマイナスの思いを止め、楽しさに気付く感性の働きを目覚めさせていくのがよいでしょう。
楽しいという感性が磨かれると、自然に身近にある楽しさに気付くようになります。
楽しいという感性を磨くには、
- 楽しい音楽を聴く
- 笑顔をつくる
という2つの方法がとても効果的です。
楽しい音楽を聴く
音楽には、
- 勇気が湧いてくる
- 反省を促す
- 明るい気分になれる
- 楽しくなる
など、様々な効用があります。
聴いていて楽しくなってくる音楽というものは、特に、箸が転んでもおかしい年頃と言われる十代後半の女性アーティストが「楽しい!」という思いで歌っている音楽です。
好みはあるとしても、楽しそうに歌っていると感じられる音楽を聴き続けていくと、自分の中に「楽しい!」という思いが満たされてきて、なぜか人生が楽しくなってきます。
そうなると、自然に楽しみを見つけるられるようになるので、試してみて下さい。
笑顔を作る
「楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ!」
というウィリアム・ジェームズの名言があります。
楽しいから笑うのも確かにあると思いますが、逆に笑っていると楽しくなるのも事実です。
楽しいことはないかと頭で考えて探すより、何も考えずにただ笑顔を作るほうが簡単に楽しくなれます。
笑顔は、人と接する時だけ作ればよいものではなく、ひとりの時でも時々、笑顔を作る習慣を作るのがよいでしょう。
1時間に1度は、10秒ほど、ただ笑顔になってみる。
周りに人がいるならば、気付かれない程度で口角を少し上げるだけでもよいでしょう。
ここで大切なのは、何かのために笑顔を作るのではなく、ただ笑顔を作るというところです。
ただ笑顔を楽しむ。
楽しさを味わうように。
楽しさを楽しむという感じです。
楽しい時には計らいごとなどありません。
ただ楽しい気持ちを発信している人が楽しい人なのです。
ならば、ただ楽しい気持ちでいる大切さは分かるのではないでしょうか。
人生何が楽しい
人生には様々な出来事があり、その出来事の影響によっては、楽しく生きられない時もあります。
また、特別な出来事などなくても、人生何が楽しいのか分からなくなる時期もあるでしょう。
楽しさに気付く感性が鈍くなってきた理由は様々であっても、私たちの人生には、生きているところに「楽しさ」や「喜び」」が附随しているものだと思います。
また、逆に、苦しみや悲しみも附随しているといってもよいでしょう。
人生を楽しくするために、喜びも悲しみも味わいながら、悲しみに囚われるのではなく、喜びを見出す感性を磨いていきたいものです。
まとめ
楽しい人生にするには、結局のところ、楽しくないという行動を止め、楽しい行動をするという単純な話になります。
そのために、不平不満を言うのをやめ、楽しい音楽を聴き、笑顔を作るという話をしました。
単純な話ですが、続ければ効果は絶大です。
参考にしてみて下さい。