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「困ったことは起こらない」すべてはよくなると思えるようになるには   

「困ったことは起こらない」の著者である高田明和さんは、「困ったことは起こらない」という言葉を大切にし、言霊のように繰り返し使っているそうです。

その結果、不思議なことに本当に心配事が消えてしまい、実際に困ったことが起きていないことに日々感謝していると語っています。

元はと言えば、うつ病の最中に「困ったことは起こらない」「すべてはよくなる」という言葉がひらめいたところから始まっているようです。

この記事では、「困ったことは起こらない、すべてはよくなる」と思える考え方と、そう思えるようになる方法をまとめてみました。

きっと毎日が今よりずっと明るくなると思います。

困ったことは起こらない

「困ったことは起こらない」そう言われたらどう思いますか?

何を言っているのかと思われるかもしれませんが、もし、本当に「困ったことは起こらない」と思えたらどうなるでしょう。

出来事の解釈は人それぞれです。

仕事が忙しいのを辛いと言う人もいれば、忙しい方がやる気が出て楽しいと言う人もいます。

忙しくても楽しいと思っている人は、無理してそう思っているわけではありません。

困ったことも、その出来事をどう解釈しているかによって困ったことではないというのも無理な話ではないはずです。

困っているのではなく学んでいる

銀座まるかんの創業者である斎藤一人さんの話に「困ったことは起こらない」というものがあります。

 困ったことは起きないんです。

たまに困っている人がいるんですけど、それは困っているんじゃなくって学んでいるんです。

だいたい人間って困らないと学ばないんですよ。

それに困ってから学んでも遅くないんです。

だって人は個性があるから、それぞれ何に困るかわからないよね。

お金の事だってお金に困って落ちぶれてから初めてお金のありがたさがわかるんです。

それを親が始めにいくら教えようと思っても、子供はちっとも分かろうとしないんです。

斎藤一人さんの「困ったことはおこらないの話」より

一人さんの話のように、確かに私たちは、困らなければ学ばないところがあります。

しかし、このように考えることで何か不都合があるかといえば、何もなく、むしろ積極的に生きられるようになるはずです。

置かれた状況によっては、そのように思えなくても、どのように思うかは自分の自由であることは間違いありません。

困ったことは起こらない すべてはよくなる

一般的には、「困ったこと」とは、どうしたらよいか分からず悩むような出来事に対して言われています。

だから、困った出来事は嫌な出来事であり、避けたいものと思っているうちは、困ったことはなくなりようがないのです。

嫌な出来事として避けている間はその出来事は困った問題でしかありませんが、自分にやってきた問題である以上、自分の問題として向き合うしかないと腹をくくったときから、困ったことは学ぶ問題に変わってくるのです。

学びを通して得られるものが人間としての成長です。

自分の問題として、積極的に取り組もうという意識を持ったところから、人生はよくなる方に変わっていくのです。

現実には、困ったことは起こらないといっても、困ったように見える出来事はやってきます。

自分にとっては成長のための学びであっても、そう思えない人にとっては、単なるポジティブ思考で取り組んでいるだけではないかと思われるかもしれません。

しかし、単なる考え方の問題ではなく、意識が変わることによって、現実も変わってくることを知る必要があるのです。

意識が変われば現実も変わってくると理解できれば、すべてはよくなると思えるようになってきます。

困ったことが起きる意味

アメリカの哲学者・心理学者でもあるウィリアム・ジェームズの言葉に

  • 心が変われば行動が変わる。
  • 行動が変われば習慣が変わる。
  • 習慣が変われば人格が変わる。
  • 人格が変われば運命が変わる。

というものがあります。

「心」のところを「意識」とした方が分かりやすいかもしれませんが、意識が変われば運命を変えられると信じられるでしょうか。

斎藤一人さんは、「困ったことは起こらない 困っているんじゃなくて、学んでいるんだ」と言っていますが、別なところで、こんなことも言っています。

「困ったことは起こらない」と考えたときに、現実が変わるということを知っていただきたいのです。

目の前の困ったことというのは、前段階の魂の波動が起こしたものです。

これを解決するには、あなたの考え方を変えて、心を豊かにして、魂を向上させないと解決できないのです。

つね日頃あなたに困ったことが起きます。そのとき、あなたが、「本当にこのことで私は困るのだろうか」と考えるのです。

そして、本当は困っていない。困った出来事が、本当は困ったことではないと気づいたとき、あなたの魂のステージが上がるのです。

「 変な人が書いた成功法則」斎藤一人

意識が変われば、その意識に応じた現実が引き寄せられます。

一人さんは
私が成功したのは、このような考え方をしていたからであり、成功するには、方法論より考え方のほうが大事です。

そして、その考え方の基礎として、最初に知らせたいものが、「困ったことはおこらない」なのです。
と言っています。

困った困ったと言っているうちは心は迷いのなかにあり、迷いの中にあってもがくのは溺れているようなものです。

まずは、「本当に困っているのか?」と自分に問いかけることで冷静になれる。

そして、「本当は困ったことは起こらない」と考えると、問題に前向きに取り組めるようになります。

前向きに取り組むことが新たな行動になり、前段階の魂とは違う魂になるように進みはじめ、それによって、あなたの引き寄せるものも変わってくるのです。

このように、成長するためには「困ったこと」は欠かせなく、困ったことは成長するためにあるといえますが、さらに踏み込めば、考え方、意識には現実を変える力があり、その使い方を学んでいるといえます。

必要な時に必要なことが起こる

「あなたに起こることにはすべて意味がある」
そして、「今のあなたの魂にとって必要だから起こっている出来事である」

これは、「必要な時に必要な事が起こる」ということですが、出来事を通して学んでいるという点においては、「困ったことは起こらない、すべてはよくなる」という言葉と同じ意味になるといってもよいでしょう。

ですから、「困ったことは起きない」だけでなく、「必要な時に必要な事が起こる」と考えてみる。

自分にとって必要な時に必要があって引き寄せて起きている出来事であるならば解決できない訳はないと考えることも可能になる。

そうすると、「解決できない問題はやってこない」といわれているのも、うなづけるのではないでしょうか。

すべてはよくなると思えるには

困ったことは起こらない、すべてはよくなるという話を聞いても、いざ困った出来事がやってくると、その出来事に囚われ、解決する方法論ばかりに意識が向いてしまい、今までの考えの中から一生懸命に答えを見つけだそうとしてしまうのが私たちの姿です。

まずは冷静に対処するためにも、心を落ち着かせる必要がありますが、その方法としても「困ったことは起こらない」と考えることがとても有効で大切になります。

もう一つ重要なのは、引き寄せた出来事がどういう理由でやってきたのか分からないとしても、自分にやってきた出来事である以上、問題を人のせいにしないで自分の問題として受け入れる必要がある。

そうでなければ、「困ったことは起こらない」と考えることが出来なくなってしまいます。

新しい考え方をしてみる

引き寄せた出来事を自分の問題として受け入れたところから、問題に向き合えるようになります。

そして、今まで、困ったことは起こらないなどと考えたことがないならば、この考え方をよく考えてみる。

今まで、困った困ったという思いに囚われていたならば、「必要な時に必要なことが起こる」「解決できない問題はやってこない」という考えを取り入れてみる。

今までの考え方で解ける問題ならば、困ることもなくすぐに解決できるはずです。

そうでないから、新しい考え方を取り入れる必要があるのです。

事実は解釈しだいでどのようにでも変わってきます。
どういう解釈を選択するかは自分次第です。

新しく気づいた事実を何度も確認していくことで新しい考えに意識が向くようになり、その意識が解決策を引き寄せて、ひらめきのように降りてくるのです。

何かに気づくというのは、そのようなところがあります。

解決する方法論ばかり考えていても、今までの考え方では解けないから新しい考え方をしてみる。

そして、それが学びになるのです。

言葉の力を使う

普段から「困った困った」と言っている人は困った人生を送っているはずです。

反対に「困ったことは起こらない」と思っている人は、前向きに人生を送っているように、普段から口ぐせにしている言葉通りの人生を私たちは歩んでいます。

今までの人生が無意識のうちに「困った」という言葉を使っていたならば、これからは意識して「困ったことは起こらない」という言葉を使ってみましょう。

その時に大切になるのは、「困ったことは起こらない」という考え方に納得できているかというところが重要になります。

「困った」という思いを否定するために「困ったことは起こらない」と言うのではなく、「困った出来事を通して学んでいるのだから、困ったことは起こらない」というように、自分の考えとして、そうだろうと思えている必要があります。

心の中でそうだと思えている言葉であるから、その言葉を繰り返し唱えているうちに、その言葉の意味がさらに深く分かってくるようになるのです。

もし、仮によく分からないとしても、その考え方を信じようと思えるならば、その言葉を繰り返し唱えていくうちに納得できるようになるでしょう。

それは、その考え方を今の段階では理解できていないだけだからです。

  • 「困ったことは起こらない」
  • 「すべてはよくなる」
  • 「必要な時に必要なことが起こる」
  • 「解決できない問題はやってこない」

困った時に、これらの言葉を唱えてみる。

普段から「困った」が口ぐせになっているなら普段から口ずさむ。

口ぐせにしているうちに、これらのことばが繋がってきて、「困ったことは起こらない」という考えがどんどん強化される見方ができるようになってきます。

このように、言葉を習慣にすることによって、「困ったことは起こらない」すべてはよくなると思えるようになってくるのです。  

まとめ

「困ったことは起こらない、すべてはよくなる」

そう思えることが、どれほど人生を明るくしてくれるかと思うと、この言葉は是非とも身につけたいものです。

口ぐせにして、その言葉が当たり前に思えるようになれば、心からそう思えるようになるでしょう。

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