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【自分の価値観が分からない人必見】価値観を見つける5つの質問と理解の仕方

自分の価値観とは何かを考えるようになるのは、自分の進むべき方向が分からなくなった時ではないでしょうか。

確かに、自分が何を大切にしているかはっきりしてなければ、どうしたらよいかわかりません。

この記事では、

  • 価値観とは何か
  • なぜ価値観を知ることが大切なのか
  • 価値観を見つけ自分を理解する方法

を解説しています。
新たな自分が発見できるのではないかと思っています。

自分の価値観とは?

価値観とは、あなたが何に価値を見出しているか、何を大切に思っているのかという考え方のもとにあるもので、意思決定をするときの判断基準になるものです。

「正しさ」が大切であれば、正しいかどうかが判断基準として重要になってきます。

また、仕事重視の生活か家庭重視の生活をするかどうかの選択も価値観次第ですが、どちらに価値を見出すかによって人生は大きく変わってくるのは理解できるでしょう。

このように判断基準のもとにあり、意志決定に関わる重要な役割をになっているのです。

価値観とは人格をつくるもの

私たちには行動の自由があり、どういう行動をするかの判断に価値観が関わっているならば、その判断の結果としてあなたという人格が出来上がっているといえます。

今現在持っている価値観が今現在の人格をつくっている。

そして成長とともに変化していく価値観に応じて人格も変わっていくという関係にあり、価値観はその人がどういう人であるかを表しているといえます。

価値観は幸せの基礎になるもの

価値観が自分の大切に思っているものを表しているならば、価値観に合った生き方は自分を大切にする生き方になります。

それは、他の人と比べて得られる喜びとは違い、自分の理想に合った生き方であるので、心の安らぎが得られるものであるといえるでしょう。

このように、価値観は幸せな人生の基礎になるものです。

自分の価値観を知る大切さ 

私たちは意識してなくとも、何らかの価値観に基づいて判断していますが、自分の価値観を明確に意識している人は少ないのではないでしょうか。

それでも特別に困ることはないかもしれませんが、

  • 自分の人生が歩めなくなる
  • 対人関係の調整が難しくなる

という結果が表れてきます。

自分の人生が歩めない

私たちの人生は選択の連続の結果として成り立っています。

そこに自分の大切なものを守るという意識がないならば、私たちの人生は安易な方向に流される結果となるでしょう。

安易な方向とは、その時の気分次第ということになります。

他の人に対して、しっかりとした判断ができるのも、自分の価値観が明確になっているからです。

つまり、自分の価値観が明確でないと、他の人の価値観に流されてしまい、自分の人生を歩めなくなってしまうのです。

対人関係の調整が難しくなる

対人関係の調整は相手に対する理解から始まります。

しかし、相手の気持ちを理解しようとしても、どうしてもその気持ちが理解できないこともあるのではないでしょうか。

それは、気持ちのもとにある価値観にまで理解が及んでいないところに原因があるからです。

相手の価値観を理解しようとするところから感情的な気持ちが抑えられ、冷静な判断が出来るようになります。

お互いの価値観が理解できれば、折り合いをつけようと考えられますが、感情をぶつけ合っていては、どちらかが我慢するしかありません。

ですから、相手の価値観に目を向けるには、まずは、自分の価値観を意識する必要がでてくるのです。

自分の価値観が分からない原因

自分の価値観が分からないのは、大きく分けて3つの原因が挙げられます。

  • 今まで考えることがなかった
  • 価値観が多様化し複雑になっている
  • 自分の価値を認めていない

の3つが挙げられます。

今まで考えることがなかった

自分の価値観が分からないのは、そもそも「自分の価値観とは何か」など考えたことがないからです。

それは、豊かな社会に住んでいると、自分の価値観を意識することなく、与えられた役割をこなしているだけで、それなりに幸せに暮らせてしまうので、なんとなく分かっていれば問題ないところがあります。

何らかの人生の転機において、自分は何を求めているのかを考えるようになり、「価値観を知る大切さ」に気づいてようやく考えられるようになるものです。

価値観が多様化している

価値観が多様化している社会は豊かで自由が保証されている社会です。

豊かさは物質的なものだけでなく、精神的なものにも及んできます。

「強さ」だけがあれば良かった時代もあったかもしれませんが、今の時代では「強さ」だけを求めても物足らなくなってきます。

「強さ」に「美しさ」を加えたいと思えば、どうなるでしょう。
「美しさを兼ね備えた強さとは」というようにより複雑になってきます。

このように、多様化された分、複雑になってきているので、分かりにくくなっているところはあるでしょう。

自分の価値を認めていない 

これはとても残念なことですが、よくあるケースだと思います。

例えば、人から「優しい」と言われても、本人が単なる優柔不断なだけと思っていては、優しいという価値を認められなくなってしまいます。

どんな良いところにも弱点はありますが、他の人が利点として認めてくれているところは素直に受け入れてよいのではないでしょうか。

自分の利点を認めれば価値観も分かってくるようになります。

自分の価値観の見つけ方

自分の価値観を見つけるには、自分と向き合い、自分のことを知る必要があります。

私は何を大切に感じているのだろうか?

私は何故、あんな行動をしてしまうのだろうか?

というように、行動のもとにある考えに目を向けるのです。

一定の時間をつくり自分と向き合うか、普段から習慣にしてしまうかという方法が考えられます。

自分と向き合う質問に答えていくことで、自分の持っている価値観と、これから得たい価値観が見えてきます。

普段から習慣にするには、日常生活のなかで感情が動いたときに、どんな価値観が反応しているのか意識するようにするのです。

いずれにしても自分と向き合い、自分を知ることで価値観は明らかになってきます。

自分の価値観を見つけるための5つの質問

価値観を見つける質問は自分がどういう人間であるのかを探る質問であればなんでもOKです。

静かな時間をとり、ノートに気づいたことを書いていくのがよいでしょう。

代表的な質問を5つあげておきます。

両親の良いところはどこですか

私たちは、両親もしくは育ての親の影響を一番強く受けて育ってきています。

両親それぞれの良いところ、魅力を感じられるところは自分も引き継いでいると思ってよいでしょう。

兄弟によって感じるところは違ってきます。
そこに個性の差があり、価値観の違いも出てくるのです。

なかには、両親それぞれの良いところを兼ね備えた人を尊敬していることもあるのではないでしょうか。

いつも気づけば考えていることはなんですか

普段気づかないうちに考えているところには関心領域があり、そこには、何らかの価値観が隠れているはずです。

仕事に関しては何を主に考えているのか。
家庭に関しては何を中心に考えているのか。

それはどんな価値観によるものなのか。

これらを書き出していくと、仕事とか家庭という対象によって価値観が変わってくることに気づき、思わぬ発見があるでしょう。

映画を観て泣けるポイントはどこですか

映画だけでなく音楽、人の話でもよいですが、何故か泣けてくるとか感動するというポイントはありませんか?

特に魂が揺さぶられるように強く反応するところには大きな価値を見出しているはずです。

勇気をふり絞り頑張っている姿を見て涙する人は多いでしょう。

今の自分にはその勇気はないとしても、心揺さぶられるならば、それを求めている証と考えられます。

感情は、あなたがなにを感じているのかを教えてくれるサインであり、そこに価値観が隠れているのです。

お金を何に使ってきましたか

お金は価値を交換する手段であるので、お金を使っているところに価値を見出していることがわかります。

書籍にお金を使うのは何故なのか?

頭が良いと思われたいためだけだとしても、知的なものに価値を感じているのは間違いありません。

また、車にお金をかけているとしても、スタイル重視なのか実用性重視なのかで価値観は変わってきます。

価値観が変わればお金の使い方も当然変わってくるので、過去のお金の使い方を振り返ってみるのもよいでしょう。

知人はあなたのことをどう思っていますか

これは、直接聞いてみるという手もありますが、ストレートに聞かれると、言葉を選んでいる可能性があると思ったほうがよいでしょう。

友人、知人と会話をしていて、相手が自分のことをどう思っているのかに関して、ふとした言葉に表れ驚いたことはありませんか?

例えば、「あなたは頼まれたら断れないからね」という何気ない言葉が会話の中に出てきて、自分では思ってもなく驚いたという経験はなかったでしょうか?

また、「誠実」「真面目」「情に熱い」などという言葉に「そう見えるのだろうか」と不思議に感じたことはありませんか。

人の目は案外的を射ているものであり、自分では気づかないところが見えているものです。

今まで、人から言われたことを振り返ってみるのもよいでしょう。

また、逆に知人の素敵だなと思えるところは、あなたの価値観が反応しているところでもあるので、その部分にも気づきがあるはずです。

自分の価値観を意識する

感情は価値観を元にして反応していますが、それは、ほとんど無意識のうちにされている反応です。

この無意識にされている判断に目を向ける習慣をつければ、特別な時間を作らなくても、自分と向き合うことができるようになってきます。

家庭、仕事、個人の問題等、日常生活は判断の連続なので、意識する習慣を少しつけるだけで、価値観と向き合うことができるようになります。

日常生活のなかで価値観と向き合うのは、自分の価値観を知るのみではなく、交渉事においての相手の価値観との調整にも役立ってくれるはずです。

価値観の一覧

価値観は人によって様々なので、リストにすれば数え切れない数になりますが、それを傾向として分類すれば6種類に分けられるという理論があります。

6種類の価値観

ドイツの哲学者・教育学・心理学者である、エドゥアルト・シュプランガー氏は「生の諸型式」という著書で価値観を6種類に分類しました。

1、権力志向型  強いものが支配するという考えを重視する

2、経済志向型  経済力を重視する

3、社会志向型  協調性、仲間意識を重視する

4、審美志向型  美的な感性を重視する

5、理論志向型  論理的な筋道を重視する

6、宗教志向型  精神性、神的なものを重視する

という6つです。

6つの価値観は全ての人が少なからず持っているものですが、どの傾向が一番強いかによって自分のタイプを把握することができます。

価値観のリスト

自分の価値観はそれを表すピッタリな言葉を見つけると理解しやすくなります。

80の価値観リスト

受容    正確    達成    冒険

魅力    権威    自治    美的

庇護    挑戦    変化    快適

誓約    慈愛    貢献    協調

礼儀    創造    信頼    義務

調和    興奮    貞節    名声

家族    体力    柔軟    許し

友情    愉楽    寛大    真実

信教    成長    健康    有益

正直    希望    謙遜    笑い

独立    勤勉    平安    親密

正義    知識    余暇    寵愛

愛慕    熟達    現在    適度

単婚    反抗    配慮    開放

秩序    情熱    快楽    人気

権力    目的    合理    現実

責任    危険    恋愛    安全

受諾    自制    自尊    自知

献身    性愛    単純    孤独

精神    安定    寛容    伝統

メンタリストDaiGoの「心理分析してみた!」本日のリストより

いかがでしたか?
この中にピッタリの言葉はあったでしょうか。

ピッタリの言葉を見つける

自分の価値観を表すピッタリの言葉を見つけると、自分に対する価値観をより理解できるようになります。

「優しさ」ではどうも足らないけれども、「情が深い」とすると、優しさに「力強さ」が加わりピッタリする気がする。

自分は美的なものに惹かれる傾向があるけれども、「輝き」に美を感じている人もいれば、「純粋さ」「誠実さ」「潔さ」に美を感じている人もいるでしょう。

このように自分にとってピッタリの言葉を見つけることで価値観の理解は深まっていきます。

まとめ

自分の価値観を知るには、自分を理解するところから始まります。

普段から価値観を意識するようにすれば、自然に理解を深めていくことになるでしょう。

この記事が何らかの参考になれば幸いです。

関連書籍

タイムマネジメントにより、安らぎを得る方法を紹介している本ですが、まず第一に価値観を明確にすることを挙げていて、その重要性がよくわかる内容になっています。