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ダメな自分を受け入れる方法は自分を否定しないことから始まる

ダメな自分を受け入れるには、自分が何を否定しているかに気づく必要があります。

ダメな自分を受け入れられないのだから自分を否定しているのは当たり前であっても、実際は何を否定しているかわからないものです。

この記事では、ダメな自分を

  • 受け入れるとはどういうことなのか?
  • 受け入れる大切さ
  • 受け入れられない原因
  • 受け入れる方法

をまとめてみました。

きっと、自分を否定することなく、ダメな自分などないと思えるようになると思います。

ダメな自分を受け入れるとは

ダメな自分を受け入れることが大切だと言われていますが、ダメな自分を受け入れるとはどういうことなのか?

わかったようでわからないところがあるのは、感覚でつかむものを理解する難しさでもあるでしょう。

ダメな自分を受け入れるというのは、ダメな自分がいても、なにも問題がないと思えるようになることです。

何も問題はないというのは、ダメなところがあっても自分に価値がないわけではなく、それによって人からダメな奴と思われる心配をする必要もないということですが、ダメな自分のままでいいというわけではありません。

ダメな自分を感じるもとには自分の理想というものがあり、理想像と比べると今の自分には不足しているところがある。

人と比べて自分はダメだと感じているとしても、その人を見ても嫉妬しないでいられる自分になりという理想があり、その理想と比べ不足している自分をダメだと感じてしまう。

この不足をこれから埋め合わせていくものとみるか、不足をダメなものと捉えるかの違いがあるのです。

これは、ポジティブかネガティブかの違いでもありますが、ポジティブに考えられなくても、不足をダメだと捉える必要はないと思えるようになるだけでも、ダメな自分を受け入れることになるでしょう。

ダメな自分を受け入れる大切さ

ダメな自分を受け入れるというのは、「ダメなところがあっても自分に価値がないわけではない」と思えるようになることですが、多くの場合、こんな自分では人からダメな奴だと思われているのではないかと思い込んでいるので、人の評価をとても気にするようになってしまいます。

そうなるとどうなるかというと、

  • 完璧を求め苦しくなる
  • 目立つ行動をするようになる
  • 自分を愛せなくなる

などとして表われてきます。

完璧を求め苦しくなる

ダメな自分であれば認められないならば、自分なりに完璧を求めるようになり、こんな自分ではダメだという恐れが行動原理になってしまいます。

行動のもとに恐れがあれば、行動するほどに心の中の恐れを強めてしまいますが、完璧を求めているので、人の粗もよく見える自分が恐れているなんて気づくこともできないのです。

いずれにしても、自分のしたいことでなく、人の評価を求めての完璧主義はさらに自分を見失うことに繋がってしまいます。

目立つ行動をするようになる

自分をダメだと思っている人は人の評価が気になり、人の評価を得ることに関心が向いているので、人からすごいねと言われるような行動をして評価を得ようとする傾向がでてきます。

自分がしたいからするのではなく、人の評価を得ることが自分のしたいことになるので、目立った行動をしたくなってしまうのです。

人の評価を得るための行動をしているうちに本当の自分の望みが分からなくなってしまい、結果としてさらに自分に自信が持てなくなり、頑張るほどに苦しくなってしまうでしょう。

自分を愛せなくなる

ダメな自分を受け入れられない最大の問題は、自分を愛せなくなってしまうことでしょう。

自分で自分を愛することが出来なければ、人から愛されているなんて思えるはずもありませんが、本当は愛されたいと強く望んでいるのは間違いありません。

完璧を求めるのも、目立つ行動をするのも愛されている自分を確認したいからですが、「愛されるためにしている行動をやめてしまったら愛されなくなる」という恐れは消えることはないという悲しい結果になってしまいます。

愛して欲しいと思えば思うほどに愛されていない自分が意識されるので、自分を愛せなくなってしまうのです。

ダメな自分を受け入れられない原因

ダメな自分を受け入れられない大きな原因は、受け入れることに対する恐れであると考えられます。

「ダメな自分は愛される価値のない存在である」と考えることの怖さがあるのでしょう。

多くの人は、ダメな自分を感じると、反射的にそんな自分を認めたくないので否定してしまいます。

特にポジティブでなければならないと思っていてはなおさらです。

ダメな自分を感じていては、その思いに応じた出来事を引き寄せてしまうと考えてしまうところもあるでしょう。

まずは、このような恐れを取り除く必要があり、そのためには、

ダメな自分の正体を理解する必要があります。

ダメな自分の正体を理解する

ダメな自分の正体を理解するために、具体的にどんなところをダメと思っているかを明らかにするのも大切ですが、ここでは、もう少し根源的な正体を理解する必要があると思います。

結論を先に言ってしまえば、ダメな自分の正体とは、自分の理想像の影の部分なのです。

理想という光に向かっていると、自分の後ろには影ができます。

この影は理想に伴なう存在ですが、後ろを振り向かなければ存在しないも同然ですし、後ろを振り向いて存在に気づいても、気にしなければ何の力もなく、ただ理想と必ずセットになっているだけのものです。

これは、成功する自信があり、実際に成功できたとしても、失敗する可能性はいつも存在していると考えれば分かりやすいかもしれません。

ダメな自分は理想像の影ではあるとしても、気にしすぎたり、否定したりするほどにエネルギーを与えることになり、思考は現実化されると言われているように、現実化されてしまうのが恐ろしいところです。

現実化されるというのは、ダメな自分という考えに苦しむようになってしまうだけのパワーを持つようになり、その思いに応じた現実を引き寄せるようになってしまいます。

ダメな自分とは、理想の裏にある影みたいなものであり、エネルギーを与えなければ恐れる必要などないことを知る必要があるのです。

ダメな自分がいるのは当たり前

ダメな自分と理想像は、コインが表と裏のセットで成り立っているように、セットでなければ存在することができません。

そして、理想像との差をダメな自分として捉えてしまっているわけですが、それは長年の癖なので、すぐに切り替えるのは難しいとしても、ダメな自分として捉える必要などないということは理解する必要があるでしょう。

ダメな自分とは非力な自分であり情けない自分でもありますが、成長を目指している私たちにとっては今の自分は永遠に非力な自分であるのです。

理想像などなく、成長など目指していないと言われる人もいるかもしれませんが、不安のない未来を望んでいるならば、それも理想像になります。

だから、ダメな自分がいるのは当たり前であり、自分をダメだと思う必要もないのです。

たとえダメな自分を受け入れられるようになったとしても、不安な気持ちはなくなることはなく、生きている限り時折出てくるのは仕方ありません。

要は、不安を感じる自分をだめと思うか思わないかの問題なのです。

ダメな自分を受け入れる方法 

ダメな自分を受け入れる方法は、ダメな自分を否定しない習慣をつけることから始まります。

それは、否定的な感情をもったまま考えを変えようとしても無理があるからです。

感情は自分の考えの反応として出てくるものなので、否定するのは、感情を心のなかに抑えつけてしまう行為になってしまうので、そうした感情が溜まれば、苦しくなってくるのも仕方ありません。

ダメな自分を認めたくないから、ダメな自分などいないと思い込もうとすること自体が、自分を否定していることになり、ダメな自分にエネルギーを与えることになってしまうことに気づく必要があるのです。

まずは心のなかの抑え込んできた気持ちを解放させることが第一になり、心が穏やかなときに物事の否定的な面よりも肯定出来る面を見るようにして、それを習慣にしてしまうのがよいでしょう。

具体的には、

  • 否定的な感情を解放させる
  • 行動の動機を喜びにする
  • 喜べる自分を書き出していく
  • 自分と対話する

などを習慣にするのがよいでしょう。

否定的な感情を解放させる

自分をダメだと感じてしまう否定的な思いは、自分の考えの反応であって自分自身ではありません。

気にせずに湧き上がってくる気持ちを眺めていれば、解放されていくものです。

初めのうちは、とても嫌な気持ちになり、呼吸が荒れてくることもあるでしょうが、この気持ちは自分自身ではなくても、自分の中の考えの一部であるのは確かなので、この気持ちに対して「大丈夫だよ」と語りかけながら、気持ちを眺めてみようと心がけていればすぐに慣れてくるようになります。

これが感情を味わうことでもあり、解放させてしまえば、スッキリした気分になり、この状態になれば、ポジティブな自分を作っていくことが可能になるのです。

行動の動機を喜びにする

私たちの行動の動機は愛か恐れかのどちらかであるといわれています。

行動の動機が愛であるというのは分かりにくいので、愛を喜びにすると分かりやすいかもしれません。

行動の動機が喜びであれば、行動するほどに喜びが強まり、恐れが行動の動機であると、行動するほどに恐れが大きくなってしまう。というものです。

本来は理想という喜びに向かっていたのに、後ろを振り向いてみると理想の影である恐れがついてきているのに気づき、気にしているうちにいつしか恐れから逃れるために歩んでいる自分になってしまうことも多いのではないでしょうか。

前に向かって歩んでいるのは、どちらも同じなのですが、意識を向けている方向が前になってしまうということを知っておく必要があるのです。

頑張って努力している行為が喜びか恐れのどちらが行動の動機になっているのか。

例えば、夫婦や恋人同士であれば、相手に喜んでもらいたいと思って行動しているのか、相手の顔色を伺って行動しているかというようなものですが、夫婦関係では喜びが動機になっていても、金銭面では恐れが動機になっていたりと人それぞれです。

まずは自分の行動の動機に気づく必要があります。

実際のところ、行動の動機は逆であっても、行動の内容においては同じような努力をしているはずです。

そこに気づけば、恐れではなく、理想的な姿に意識を向けることもできるようになります。

行動の動機を喜びにするとは、自分にやってきた出来事は自分が引き寄せたものであるならば、喜んで対応しようと思うところから始まるのです。

喜べる自分を書き出していく

自分をダメだと思うようになるには、それなりの原因があるはずですが、今までの人生のなかで、自分の不足しているところばかりに焦点を当ててきて、それが習慣化されてしまったのは間違いないでしょう。

習慣化されたものは、習慣によって切り替えられます。

意識して良いところを見ていく習慣をつけていくしかありません。

習慣にするために、毎日一定の時間、自分の良いところをノートに書き出していくのがとても効果的です。

今日も真面目に仕事に取り組めた。
今日も人に親切にできた。

などですが、良いところだけでなく、今日一日の中で喜べるところは何だろうと振り返ってみると、数多く出てくるはずです。

今日も健康に過ごせた。
今日も食べるものに困らず過ごせた。
お金に困ることもなかった。
やるべき仕事がたくさんあった。

喜べる自分とは、感謝できるところでもあり、幸せな人生を歩んでいく基本になるところです。

このような時間を夜寝る前に10分ほどでもいいので、習慣として作ることで、ダメな自分に囚われることがなくなっていきます。

自分と対話する

自分と対話するとは、自分の心の声を聞いてあげることです。

人と人の関係もコミュニケーションを取ろうと思わなければ良くはなりません。

自分で自分を否定するのは、自分の気持ちを無視していることと同じです。

もし、自分が大切な人に無視されたらどう思うでしょうか?

場合によっては暴れたくなるかもしれません。

ダメな自分でいいわけではないとしても、なぜそう思うのかを聞いてあげるだけでも気持ちは晴れるものです。

ただ分かって欲しい。こうした思いもあるということを理解するためにも、時折、自分の気持ちと対話する時間を作ってみるのもよいでしょう。

心の中にあるモヤモヤした気持ちに対して、「どうしたの?」と静かに語りかけてあげ、しばらく待ってあげれば返答は返ってくるので、子供の気持ちを聞き出すような気持ちで接することが大切になります。

これも習慣にすることで、日常生活のなかで感情が揺さぶられた時にも対応できるようになり、自分をダメだと思うこともなくなっていくでしょう。

まとめ

ダメな自分を受け入れるために、ダメな自分を

  • 受け入れるとはどういうことなのか?
  • 受け入れる大切さ
  • 受け入れられない原因
  • 受け入れる方法

をまとめてみました。

大切なところは、自分自身と対話する習慣を作ることだと思います。

対話することで、ダメな自分の本当の姿も明らかになってくるからです。

参考になれば幸いです。

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